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ロジクール、“FastRFテクノロジー”採用のマウスなど新製品を発表!

2003年10月16日 22時49分更新

文● 編集部 小板謙次

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集まった経営幹部
左から米ロジテック(Logitech)社会長のダニエル・ボレル(Daniel Borel)氏、ワールドワイド・セールス&マーケティング担当上級副社長のマルセル・ストーク(Marcel Stolk)氏、米Logitech社 バイスプレジデント兼(株)代表取締役社長の青柳マテウ氏、リテールポインティングデバイスワールドワイドプロダクトマーケティング部門ディレクターのアシシュ・アローラ(Ashish Arora)氏

(株)ロジクールは16日、世界で累計5億台のマウスを販売したことをアナウンスするとともに、新ラインナップ“Clickシリーズ”を発表した。会場には、米ロジテック(Logitech)社 バイスプレジデント兼(株)代表取締役社長の青柳マテウ氏ほか、米Logitech社会長のダニエル・ボレル(Daniel Borel)氏、ワールドワイド・セールス&マーケティング担当上級副社長のマルセル・ストーク(Marcel Stolk)氏、リテールポインティングデバイスワールドワイドプロダクトマーケティング部門ディレクターのアシシュ・アローラ(Ashish Arora)氏が顔をそろえた。

5億台の販売を記念して、会場には普段はあまりお目にかかれないモックアップほか、これまでリリースされた製品群がズラリと展示されていた。なかにはダグラス・エンゲルバート博士が発明した最初のマウスや、赤外線を使った世界初のコードレスマウスなどが展示され、報道陣の注目を集めていた。



モックアップ ダグラス・エンゲルバート博士のサイン入りも
1964年の東京オリンピックの年に発明されたマウス(木目調でシリアル接続の製品)ほか、めったにお目にかかれないモックアップなどが展示されていたなかにはダグラス・エンゲルバート博士のサインが入っているものも
キッズ用マウス 3Dモーションコントローラー
キッズ用マウス。マウスボタンの先にコードがあると子供が「口からコードがでているようで嫌う」との理由からコードの出るところを手前にもってきているCADやCAMなどをに対応した3Dモーションコントローラーも多数展示。右手でマウスを使ってメニューの選択や編集などを行なうと同時に、左手でオブジェクトの移動や回転などのナビゲーション操作ができる
製品説明を行うリテールポインティングデバイスワールドワイドプロダクトマーケティング部門ディレクターのアシシュ・アローラ(Ashish Arora)氏
製品説明を行なうリテールポインティングデバイスワールドワイドプロダクトマーケティング部門ディレクターのアシシュ・アローラ(Ashish Arora)氏
今回発表された3製品の位置づけ
今回発表された3製品の位置づけ

今回新しくアナウンスされたのは光学式マウス『Click!Optical Mouse』(型番:CLK-30)とコードレス製品である『Cordless Click! Optical Mouse』(型番:CLK-C50)、『Cordless Click! Plus Optical Mouse』(型番:CLK-C70)の3製品で17日から販売となる。

「マウスを自分らしさを表現する手段、(つまり)コンピューターの宝石を作りたかった」(プロダクトマーケティング部門ディレクター)という今回のシリーズは“Jewelry for the Computer”のコンセプトのもとに、指がフィットするように本体左右にくぼみをもたせ、流線型を強調したデザインに仕上げているとのこと。センサー部分は、アジレント社との共同開発による解像度800dpiのオプティカルトラッキングセンサーを搭載している。



『Click! Optical Mouse』
『Click! Optical Mouse』
『Cordless Click! Optical Mouse』
『Cordless Click! Optical Mouse』
『Cordless Click! Plus Optical Mouse』
『Cordless Click! Plus Optical Mouse』

『Click! Optical Mouse』は左右クリックボタンのほか、ホイールボタン、そしてホイールボタンの手前にアプリスイッチボタンを装備する。接続はUSB(Type A)で、PS/2への変換アダプターを同梱する。本体サイズは幅67×奥行き120×高さ38mm。対応OSはWindows 95/98/2000/Me/XP/NT 4.0、Mac OS 8.6以降となっている。カラーは“ラピスブルー”、“オニキスブラック”、“ルビーレッド”、“シルバー”の4種類が用意されているが、このうちオニキスブラック、ルビーレッド、シルバーは日本市場向けに用意されたカラーだ。

『Cordless Click! Optical Mouse』と『Cordless Click! Plus Optical Mouse』は独自開発の“FastRFテクノロジー”を採用しているのが特徴。これにより1秒間にレポートするマウスのロケーション情報を毎秒125回(従来の2.5倍)に高め、レポート送信の遅延時間を通常の半分以下に抑えているという。また、幅71×奥行き20×高さ11mmといったコンパクトなUSB接続タイプのレシーバーを採用しているのも注目点だ。同社では、「例えばノートパソコンでコードレスマウスを使っていた場合でも、持ち運びの際邪魔になることはないだろう」とコメントしている。このレシーバーによる操作距離は半径1m以内となっている。

『Cordless Click! Optical Mouse』の仕様は、『Click! Optical Mouse』と同様、左右クリックボタンのほか、ホイールボタン、そしてホイールボタンの手前にアプリケーションボタンを装備。接続はUSB(Type A)で、PS/2への変換アダプターを同梱する。本体サイズは幅127×奥行き65×高さ42mm。対応OSはWindows 95/98/2000/Me/XP/NT 4.0、Mac OS 8.6以降となっている。カラーバリエーションは、海外で発売されているシルバーほか、日本用にラピスブルー、ルビーレッドを取り揃える。『Cordless Click! Plus Optical Mouse』は左右ボタン、スクロールホイール、アプリスイッチボタンのほかに、ブラウザの「進む」「戻る」ボタンがついた計6ボタン構成の製品。本体サイズは幅129×奥行き72×高さ44mm。対応OSは対応OSはWindows 95/98/2000/Me/XP/NT 4.0、Mac OS 8.6以降で、カラーはラピスブルー、オニキスブラックの2種類を用意する。

同社では『Cordless Optical Mouse MX-700』を発売して以来、充電式のコードレスマウスを発売していないが、今後のリリースの可能性について「(充電式)のソリューションはどうしても価格が高くなってしまう。今回はミドルレンジに高品質なものを購入しやすい価格で、という狙いがあったので特に発表していない」と回答。また、マイクロソフトが6日に発表した『Microsoft Wireless IntelliMouse Explorer』のチルトホイールのような機構を取り入れる予定はないか?との質問には「需要があれば取り入れていくが、現在は考えていない」と否定的なコメントを残した。



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