このページの本文へ

OWL-611-Silent

OWL-611-Silent

2003年10月15日 04時21分更新

文● 沢渡 円

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

OWL-611-Silent

オウルテック

実売価格:実売1万円台後半

いいスチールケース
>>普通のアルミケース

OWL-611-Silent
ケースだけで8kgオーバーと正直結構重いが、サイズ自体はそこそこの大きさでバランスがいい。飾り気のないシンプルな外観もかえって好ましい。

 個人的にアルミケースよりスチールケースのほうが好みである。ドライブの共振などあり得ない重厚さ、そして価格面にも注目したい。アルミケースを選ぶ理由として、軽さによる取り扱いの容易さが挙げられるが、実際にはケースの工作精度の高さこそが、その部分では重要なのだ。本当にいいアルミケースはまず3万円はするだろう。その点、スチールならまず満足いく製品が1万円台後半から購入できる。

本体内部
写真1 取り外し可能なドライブベイは7つある3.5インチベイのうち下4つ。ほかのベイは基本的にレールで取り付ける。

 そんなスチールケースの中でも決定版的存在だったのが、オウルテックの「OWL-602」シリーズ。3.5インチベイ×9(しかも3ベイずつ取り外せる)という圧倒的な容量もさることながら、ネジレスで開く側面カバー、高い静穏性とヘビー自作マニアにお勧めのケースだった。

本体前面のポート類
写真2 本体フロントにはUSBとサウンドポート。USBはどんなマザーでも利用可能なように、信号線を個別で接続するタイプだ。

 その後継的存在が「OWL-611-Silent」である。3.5インチベイは7つで、取り外し可能なのは下位の4つのみなど省かれた機能もあるが、残りのベイはすべてドライブにレールで取り付け可能だったり、本体前面にUSB&サウンドポート、側面にはCPUの近くに外気を取り込むための穴が用意されているなど、今の自作環境にマッチするような改良も見られる。長く使える本格的なケースを手ごろな値段で欲しいという人にお勧めできる。

OWL-611-Silentの主なスペック
製品名 OWL-611-Silent
拡張スロット 7
ドライブベイ 5インチ×4、FDD×1、3.5インチ×6
電源 350W
ファン 前面(9cm)&背面(12cm)
サイズ 197(W)×498(D)×432(H)mm
重量 8.2kg

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中