いいスチールケース
>>普通のアルミケース
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ケースだけで8kgオーバーと正直結構重いが、サイズ自体はそこそこの大きさでバランスがいい。飾り気のないシンプルな外観もかえって好ましい。 |
個人的にアルミケースよりスチールケースのほうが好みである。ドライブの共振などあり得ない重厚さ、そして価格面にも注目したい。アルミケースを選ぶ理由として、軽さによる取り扱いの容易さが挙げられるが、実際にはケースの工作精度の高さこそが、その部分では重要なのだ。本当にいいアルミケースはまず3万円はするだろう。その点、スチールならまず満足いく製品が1万円台後半から購入できる。
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写真1 取り外し可能なドライブベイは7つある3.5インチベイのうち下4つ。ほかのベイは基本的にレールで取り付ける。 |
そんなスチールケースの中でも決定版的存在だったのが、オウルテックの「OWL-602」シリーズ。3.5インチベイ×9(しかも3ベイずつ取り外せる)という圧倒的な容量もさることながら、ネジレスで開く側面カバー、高い静穏性とヘビー自作マニアにお勧めのケースだった。
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写真2 本体フロントにはUSBとサウンドポート。USBはどんなマザーでも利用可能なように、信号線を個別で接続するタイプだ。 |
その後継的存在が「OWL-611-Silent」である。3.5インチベイは7つで、取り外し可能なのは下位の4つのみなど省かれた機能もあるが、残りのベイはすべてドライブにレールで取り付け可能だったり、本体前面にUSB&サウンドポート、側面にはCPUの近くに外気を取り込むための穴が用意されているなど、今の自作環境にマッチするような改良も見られる。長く使える本格的なケースを手ごろな値段で欲しいという人にお勧めできる。
OWL-611-Silentの主なスペック |
製品名 |
OWL-611-Silent |
拡張スロット |
7 |
ドライブベイ |
5インチ×4、FDD×1、3.5インチ×6 |
電源 |
350W |
ファン |
前面(9cm)&背面(12cm) |
サイズ |
197(W)×498(D)×432(H)mm |
重量 |
8.2kg |