Dual LAN仕様の「SB62G2」 |
Shuttleのキューブ型ベアボーンに新製品が2つ加わった。どちらもチップセットに“i865G”を搭載した製品でひとつはDual LAN仕様の「SB62G2」、もうひとつはブラックの筐体と鏡面仕上げのフロントパネルを採用した「SB61G2HM」だ。
最大の特徴はDual LAN仕様というところ | 意外に接続状態が不安なSerial ATAコネクタだが、同社製ベアボーンではコネクタの周囲をガードする仕組みで未然に防止している | |
、South Bridge“ICH5R”によるSerial ATA RAIDをサポート | AGPスロットも装備するなど“i845GV”から“i865G”に変更された恩恵はそのまま製品に反映されている |
まずはDual LAN仕様の「SB62G2」から紹介する。同製品は、Realtek製“RTL8100B”による10/100Baseイーサネット機能を標準で2ポート搭載するのが特徴のベアボーンだ。同社からは、ギガビットイーサネットと10/100BaseイーサネットのDual LAN仕様という“i845GV”搭載の「SB52G2」が発売されているが、今回の製品は“i865G”を採用したモデルチェンジ版ということになる。
チップセットが変更されたことにより、FSB800MHz、South Bridge“ICH5R”によるSerial ATA RAIDなどを新たにサポート。ほかにも拡張スロットにAGPスロットを装備するほか(PCIは1本)、2本搭載するDDR DIMMスロットはPC3200(DDR400)デュアルチャンネルに対応するなど、“i845GV”から“i865G”に変更された恩恵はそのまま製品に反映されている。なお、その他のオンボードインターフェイスは6チャンネル対応サウンドとチップセット内蔵のVGA機能となっている。
搭載可能なベイ数は5インチタイプが1、3.5インチタイプが2(内シャドウ1)となる | 、同社製ベアボーンではお馴染みとなったヒートパイプを使用したCPUクーラーも標準で搭載 |
外観はフロント、筐体ともにブラックで統一され落ち着いた印象。搭載可能なベイ数は5インチタイプが1、3.5インチタイプが2(内シャドウ1)となり、電源はShuttleのシールが貼られた220Wを搭載している。また、同社製ベアボーンではお馴染みとなったヒートパイプを使用したCPUクーラーも標準で装備している。
Dual LANという仕様もさることながら、オンボード機能を最小限に抑え拡張性を確保した構成は、使用するユーザーによっていろいろな用途に使えそうだ。価格はOVERTOPで4万477円、アークで4万480円、スーパーコムで4万1800円となっている。
ブラックの筐体に鏡面仕上げのフロントパネルが特徴の「SB61G2HM」 |
もうひとつの「SB61G2HM」はすでに発売されている「SB61G2」のバリエーションモデルで、ブラックの筐体に鏡面仕上げのフロントパネルが特徴の製品だ。仕様の方は変更点がなくAGP×1、PCI×1、DIMM×2となり、オンボードインターフェイスは“i865G”内蔵のVGAのほか10/100baseイーサネット、サウンド、IEEE1394となっている。価格はアークで4万3480円、OVERTOPで4万3500円で販売中だ。
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