『GOOD』
- すべての操作が簡単。
- ひと通りのことはマニュアルを読まなくてもできる。
- 1万4800円で低価格だがプロ並みの動画編集が可能。
『BAD』
- 画面が1024×768以上でないと起動できないうえに、ウィンドウが最大サイズで固定される。
- テロップの機能が乏しい。
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●【手順も示すメニューバー】左から順に作業していけば、動画のキャプチャからDVD制作までできてしまう。/●【編集用オプションパネル】選択したクリップを編集するためのエリア。選択しているメニューに合わせて変化する。/●【操作しやすいストーリーボード】ライブラリからここにクリップをドラッグ&ドロップして編集する。より細かな編集ができるタイムラインモードもある。/●【プレビューウィンドウ】選択したクリップを表示するウィンドウ。下のナビゲーションパネルを使って再生や編集、トリミングができる。/●【サムネイル表示するライブラリ】キャプチャしたクリップや音声を保存しておく場所。あらかじめ、サンプル動画も置いてある。 |
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定番ビデオ編集ソフトにパーソナルエディションが登場! アドビシステムズ「Adobe Premiere LE 日本語版」。画像をクリックすると当該記事に移動します。 |
結論から書く。仕事柄、動画編集ソフトに関わることが多いが、「Ulead VideoStudio 7」はエントリーユーザー向けとしては極めてよくできた製品だと感心した。価格帯からしてライバル製品は「Adobe Premiere LE」になるが、比べようもないくらいわかりやすく簡単な操作でキャプチャからDVD作成までできてしまう。実際、初めて使ったのにマニュアルレスで最後までできてしまった。
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●【35種類のビデオフィルタ機能】 クリップにドラッグ&ドロップするだけでフィルタがかけられる。ひとつのクリップに複数のフィルタを同時にかけることやカスタマイズも可能。外すのも簡単だ。 |
動画の編集は初心者でも簡単なストーリーボードを使うといい。キャプチャしたクリップをここにドラッグ&ドロップするだけで、繋げていくことができる。「ビデオの展開」を使えば、見たいシーンだけを取り出すことも簡単だ。シーンとシーンの繋ぎには、エフェクトメニューにあらかじめ用意された豊富なトランジション効果が使える。また、プロ用の動画編集ソフト並みのカスタマイズのできるビデオフィルタが35種類も搭載されていて、ドラッグ&ドロップするだけで効果を適用できるようになっている。再生速度をスローからファーストまで、細かく調整できるのも楽しい。エクスポートの機能を使うと、編集したクリップをHTMLやメール、クリップが自動再生されるグリーティングカードに出力できる。
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●【プロスペックなタイムライン】 ビデオとオーバーレイの動画用トラック2本に加え、テキスト用と音声用、そしてBGMのトラックがあるタイムライン。操作に慣れれば、直接ここで編集できる。 |
DVDのオーサリング機能も充実しており、メニューテンプレートをカスタマイズしてオリジナルのチャプタメニューの入ったDVDを自作できる。
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●【長時間動画も簡単切り取り】 長時間の動画から欲しい箇所だけを簡単に切り取ることができる「ビデオの展開」ダイアログボックス。切り取った部分は新しいクリップとして保存され、オリジナルは変更されない。 |
最後に、新機能としてWindows Media 9のフォーマットに対応したことを付け加えておこう。キャプチャする時点で直接WMV形式で取り込めるし、既存のWMVファイルを編集して再利用できるのだ。
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●【編集した動画をメディアに保存】 編集の締めくくりはDVDやVCDなどのディスクに動画をまとめて保存する。テンプレートから選ぶだけで、DVDなどのチャプタメニューを自作することも簡単にできる。 |
Ulead VideoStudio 7の主なスペック |
製品名 |
Ulead VideoStudio 7 |
OS |
Windows 98SE/2000/Me/XP |
CPU |
PentiumIII-800MHz以上 |
HDD |
プログラムインストール:500MB以上
ビデオキャプチャ及び編集:4GB以上 |