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エプソンダイレクト、2つのTVチューナーを内蔵するTVパソコン『EDiCube MW2500H/P』などを発表

2003年10月28日 11時54分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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エプソンダイレクト(株)は28日、ハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載のTVチューナーを内蔵し、TV視聴/録画/DVDやHDDへの録画/ライブ配信などに対応するTVパソコン“EDiCube MW2500シリーズ”(TVチューナー2基内蔵)、“同 MW2300シリーズ”(TVチューナー1基内蔵)と、Pentium Mプロセッサ搭載のA4ノートパソコン“EDiCube Lシリーズ”、Pentium Mプロセッサ搭載のB5ノートパソコン“Endeavor NT300シリーズ”の4機種を発表、同日より受注を開始すると発表した。

上位機種(MW2500)はWチューナー搭載
2番組同時録画が可能

“EDiCube MW2500シリーズ”
TVチューナーカードを2枚内蔵する“EDiCube MW2500シリーズ”

TVパソコン“EDiCube MW2500シリーズ”はTVチューナーを2基、“EDiCube MW2300シリーズ”は1基搭載し、いずれもハードウェアスペックを変更可能なB.T.O.(Build to Order)に対応したのが特徴。EDiCube MW2500シリーズは、2つのTVチューナーを同時に動作可能で、HDDもしくはHDD&記録型DVDに2番組の同時録画(もしくは同時視聴)が可能。従来のEDiCubeシリーズは、ベースモデルにメモリーやオプションを追加するカスタマイズのみ可能だったが、今回のEDiCube MWではベースモデルから予算に応じてHDDやメモリーの搭載容量、CPUや光ドライブの種別を選択可能なB.T.O.メニューが用意された。

CPUはCeleron-2.60GHz/HTテクノロジ対応Pentium 4-2.60C/2.80C/3/3.20GHz、メモリーは512/1024MB、HDDは120/160GB(最大2台まで搭載可能)、光ドライブはDVD±R/±RWもしくはDVD+RW/+Rドライブのいずれかから選択が可能。チップセットはグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のIntel 865GV。ネットワーク機能は10/100BASE-TX対応Ethernetポートで、DV端子を備え、ビデオ編集ソフト『Symphomovie(シンフォムービー)』、TV視聴/録画/配信ソフト『Symphovision(シンフォビジョン)』などをプレインストールする。

拡張スロットはPCI×2(長さ178mmまで)で、MW2500は空き0、MW2300は空き1。前面にはPCカードスロット(TypeII×1、CardBus対応)を備え、SDメモリーカード/MMC/メモリースティック/スマートメディアに対応する“4 in 1メモリーカードアダプター”を標準添付する。そのほか、USB 2.0×4/オーディオ入出力端子(光デジタル込み)/S-VIDEO出力/コンポジット出力/S-VIDEO入力×2(MW2300は×1)/コンポジット入力×2(同)、など。

本体カラーは従来の“EDiCube MVシリーズ”と比べて白をパール系に、センターの1ポイントカラーをブルーメタリックに変更している。本体サイズは幅99×奥行き380×高さ310mm、重量は約8.8kg。プレインストールOSは、Windows XP Home Edition(MW2500HもしくはMW2300H)とWindows XP Professional(MW2500PもしくはMW2300P)を用意。ベースモデルの価格とスペックは以下のとおり。

EDiCube MW2500Hの基本構成

CPU
HTテクノロジ対応Pentium 4-2.60CGHz
チップセット&グラフィックス
Intel 865GV
メモリー
PC3200 DDR SDRAM 512MB
HDD
160GB(UltraATA/100接続)
光ドライブ
DVD±R/±RW
TV機能
ハードウェアMPEG-2エンコーダー付きTVチューナーカード×2
ネットワーク
10/100BASE-TX
プレインストールOS
Windows XP Home Edition
価格
14万9800円

EDiCube MW2300Hの基本構成

CPU
Celeron-2.60GHz
チップセット&グラフィックス
Intel 865GV
メモリー
PC3200(PC2100動作) DDR SDRAM 512MB
HDD
120GB(UltraATA/100接続)
光ドライブ
DVD+RW/+R
TV機能
ハードウェアMPEG-2エンコーダー付きTVチューナーカード
ネットワーク
10/100BASE-TX
プレインストールOS
Windows XP Home Edition
価格
10万9800円

B.T.O.メニューに対応した
Pentium M&光ドライブ搭載A4ノートパソコン

“EDiCube Lシリーズ”
“EDiCube Lシリーズ”

“EDiCube Sシリーズ”の後継となるEDiCube Lシリーズは、Pentium Mプロセッサを搭載し、上位モデル“L350”は14.1インチSXGA+(1400×1050ドット)、下位モデル“L330”は同XGA(1024×768ドット)表示のTFT液晶ディスプレーと光ドライブを内蔵するA4ノートパソコン。こちらもB.T.O.メニューが用意され、CPU/メモリー/HDD/光ドライブ/無線LAN機能を予算に応じて変更できる。

CPUはPentium M-1.40/1.50/1.60/1.70GHz、メモリーはPC2100対応DDR SDRAM 256/512/1024MB、HDDは40/60GB、光ドライブはCD-ROM、CD-R/RW&DVD-ROMコンボ、DVD+RW/+Rドライブから選択可能。無線LAN機能はIEEE 802.11b/g対応の有無を選択できる(IEEE 802.11bのみは選択不可)。

拡張スロットはPCカード(TypeII×1、CardBus対応)、通信機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90&K56flex準拠の56kbpsファクスモデムを内蔵する。光ドライブを標準搭載するモジュラーベイには、オプションのセカンドHDDもしくはセカンドバッテリーに換装可能。インターフェースはUSB 2.0×4/IEEE 1394×1/IrDA/オーディオ入出力(光デジタル含む)/パラレル/アナログRGB、など。

本体サイズと重量は、幅310×奥行き255×高さ32.5mm/約2.43kg。バッテリーはリチウムイオンタイプ(14.8V/4400mAh)で、駆動時間は約5.5時間(JEITA測定法1.0)。プレインストールOSは、Windows XP Home Edition(L350H/L330H)、Windows XP Professional(L350P/L330P)、Windows 2000 Professional(L350T/L330T)を用意。ベースモデルの価格とスペックは以下のとおり。

EDiCube L350Hの基本構成

CPU
Pentium M-1.50GHz
チップセット&グラフィックス
Intel 855GM
メモリー
PC2100 DDR SDRAM 256MB
HDD
60GB(UltraATA/100接続)
光ドライブ
DVD+RW/+R
ネットワーク
10/100BASE-TX、56kbpsモデム、IEEE 802.11b/g無線LAN
プレインストールOS
Windows XP Home Edition
価格
17万8800円

EDiCube L330Hの基本構成

CPU
Pentium M-1.40GHz
チップセット&グラフィックス
Intel 855GM
メモリー
PC2100 DDR SDRAM 256MB
HDD
40GB(UltraATA/100接続)
光ドライブ
CD-ROM
ネットワーク
10/100BASE-TX、56kbpsモデム
プレインストールOS
Windows XP Home Edition
価格
13万2800円

IEEE 802.11b/g無線LAN内蔵の
B5サイズモバイルノート

“Endeavor NT300”
“Endeavor NT300”

Endeavor NT300は、Pentium Mプロセッサーを搭載し12.1インチXGA表示のTFT液晶ディスプレーを内蔵するB5サブノート。Endeavorシリーズの従来モデルと同様、B.T.O.メニューを用意し、CPU、メモリー、HDD容量などを変更可能。IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を標準搭載しているほか、無線LAN機能を省略した“NT300お買得パック”(仕様変更不可、12万8000円)も用意されている。

主なB.T.O.メニューは、CPUがPentium M-1.40/1.50/1.60/1.70GHz、メモリーはPC2700対応DDR SDRAM 256/512MB、HDDは30/40/60GBから選択可能。

ネットワーク機能は10/100BASE-TX対応EthernetとV.90&K56flex準拠の56kbpsファクスモデムを内蔵。インターフェースはUSB 2.0×3/IEEE 1394×1/オーディオ入出力/アナログRGB、など。拡張スロットはPCカード(TypeII×1、CardBus対応)と、SDカード/MMC/メモリースティック対応の“3 in 1スロット”。

本体サイズと重量は、幅275×奥行き233×高さ25(最薄部17)mm/約1.34kg。バッテリーはリチウムイオンタイプ(14.8V/2200mAh)で、駆動時間は約2.2時間。B.T.O.構成例の価格とスペックは以下のとおり。

Endeavor NT300のB.T.O.構成例

CPU
Pentium M-1.40GHz
チップセット&グラフィックス
Intel 855GME
メモリー
PC2100 DDR SDRAM 256MB
HDD
30GB(UltraATA/100接続、毎分4200回転)
光ドライブ
――
ネットワーク
10/100BASE-TX、56kbpsモデム、IEEE 802.11b/g無線LAN
プレインストールOS
Windows XP Home Edition
価格
13万8000円


なお、同社では11月に設立10周年を迎えることを記念して、本日から12月22日まで週代わりのキャンペーンを実施すると発表した。第1弾はPentium 4搭載フルタワー型パソコン『Endeavor Pro2500』の筺体を、前面パネルに漆塗り、側面は漆調のUV黒塗装で仕上げ、マザーボードも独自の黒仕様に仕上げた『Pro2500漆塗り限定モデル』(限定200台、シリアルナンバー入り)を販売するというもの。価格やスペックは後日同社ウェブサイトで公開予定。

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