デルコンピュータ(株)は29日、“HPCC”(ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラスター)”向けの2Uラックマウントサーバー『PowerEdge 3250』の搭載可能CPUに、低電圧版Itanium 2-1GHzを追加すると発表した。B.T.O.に対応しており、価格は最小構成で89万8000円。
『PowerEdge 3250』 |
『PowerEdge 3250』は、Itanium 2×2、16GBのメモリー(DDR SDRAM)、292GBのHDD(Ultra320 SCSI、RAID対応)を内蔵できるラックマウントサーバー。E8870チップセットを採用し、64bit PCI-Xスロット(100MHz×2、133MHz×1)を搭載し、1000BASE-T×2ポートを装備する。本体サイズは幅449×奥行き732×高さ87mm(2U)で、重量は最大構成で30kg。
最小構成は、低電圧版Itanium 2-1GHz×1、1GBのメモリー、36GBのHDD(毎分1万回転)、OS無しで、エンタープライズ・サポートパッケージ“シルバー”が付属し、価格は89万8000円。デュアルCPU、4GBのメモリー、36GBのHDD×3に変更した構成では、124万8000円となる。
同社では、CGレンダリング、金融シミュレーション、地理情報の作成/分析などのHPCC向けに販売し、コンサルティング事業部“デル・テクノロジ・コンサルティング(DTC)”による導入支援サービスも提供する。