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Inspiron 8500

Inspiron 8500

2003年09月29日 00時11分更新

文● 宇野 貴教

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Inspiron 8500

デルコンピュータ

28万7800円(評価機構成の場合、9月末時点)

『GOOD』
  • 1920×1200ドットのデスクトップは文字は小さいもののとにかく広い。
  • 液晶の視野角や輝度も合格点。
  • 3D機能の高さも◎。
『BAD』
  • スティックのクリックボタンは、ストロークが深すぎて操作に慣れが必要。
  • ファンの騒音や熱も気になるレベルなのが残念。
液晶はWUXGA
●【液晶はWUXGA】 液晶モニタは15.4インチ。横縦比16:10でDVD再生時もほとんど余分なスペースがない。
DELL CENTRAL
デルコンピュータの製品情報や購入情報はASCII24の特設サイト“DELL CENTRAL”からご覧いただけます(ロゴをクリックすると当該サイトに移動します)。

 本機は、DELLのノートブックラインナップの中で最高峰に位置するハイエンドノートである。最大の特徴は画面表示関連の充実ぶりだ。液晶パネルのサイズは15.4インチとA4オールインワンノートとしては標準クラスだが、横縦比16:10のワイドパネルを採用している。これにより、ビスタサイズのDVDムービーも上下の領域を無駄に余らせることなく、画面いっぱいに再生することができる。また画像解像度も1920×1200ドット(WUXGA)と広大で、Webコンテンツやオフィス文書を同時に並べて表示してもまだスペースに余裕があるほどだ。ただしドットサイズはかなり小さいため、標準設定のフォントサイズでは文字が読みづらいかもしれない。

キーボードとポインティングデバイス
●【ポインタはデュアル仕様】 スティックタイプとパッドタイプのデュアルで搭載。ドライバでどちらかのデバイスをオフにすることも可能だ。/●【素直な配置のキーボード】 Ctrlキーを左下に配し、スペースキーも短すぎないのが◎。ただし、Enterキー周辺は若干浮き気味で、剛性不足な感がある。

 液晶の解像度はこのほかにも1280×800ドット、1680×1050ドットの2タイプがBTOで選択できる。また、ビデオチップをATI「MOBILITY RADEON 9000」(32MB)とNvidia「GeForce4 4200 GO」(64MB)という強力な2タイプから選択できるのもポイントが高い。話題のPentium Mではないものの、2.4GHzのMobile Pentium 4と併せて、トップクラスの性能と評価できる。

背面には豊富な端子類
●【背面には豊富な端子類】 左から、S-VIDEO出力、USB 2.0×2、Ethernet、モデム、パラレル、D-sub15ピン、シリアル、電源端子。

 ただし、筐体の発熱はそれなりにあり、高負荷時はパームレストの左部分がかなり熱を持つ。また、CPUファンの排気音も静かな部屋では気になる程度の騒音が感じられた。


 今回評価した標準構成モデルの価格は約29万円(2003年9月末時点)。単純な価格を見ると高めの印象だが、WUXGAという巨大液晶をいち早く搭載しており、このあたりが妥当な価格だろう。あらゆる面でデスクトップを脅かす、最強のA4ノートPCの1つである。

本体左側面
●【右側面にコンボドライブを搭載】 左側面(写真)のPCカードスロットはTypeII×1となる。このほか左側面には、IEEE1394、IrDA、ヘッドホン出力、マイク入力を備える。
Inspiron 8500の主なスペック
製品名 Inspiron 8500
CPU Mobile Pentium 4-M-2.40GHz
メモリ 1GB(最大2GB)
HDD 60GB
光学ドライブ コンボドライブ(CD24倍速、DVD8倍速、CD-R24倍速、CD-RW10倍速)
チップセット i845MP
ビデオチップ Nvidia GeForce 4 4200 Go(64MB)
インターフェイス PCカードスロット(TypeII)×1
I/O USB 2.0×2、IEEE1394×1(4ピン)、シリアル×1、パラレル×1、Ethernet、モデム、D-sub15ピン、IrDA、S-VIDEO出力など
サイズ 361(W)×274(D)×38(H)mm
重量 3.3kg
OS Windows XP Home Edition

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