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TGS2003で、スクウェア・エニックスがオンライン戦略を発表――ハード、国境、ゲーム越えたコミュニケーションが可能に

2003年09月27日 23時53分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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東京ゲームショウ2003会場
東京ゲームショウ2003会場より。今年は111社が出展

国内最大のゲーム関連総合展示会“東京ゲームショウ2003”が、26日から28日まで、千葉の幕張メッセで開催される。主催は(社)コンピュータエンターテインメント協会(CESA)。26日はビジネスデー、27・28日は一般公開日となっており、入場料は一般当日券が1200円。

今年の出展者数は111社(企業/団体/学校)、出展小間数は1426で、特に出展者数は1996年の第1回開催以来、最多となる。出展者より事前に出展が告知されているソフトは508タイトル。傾向としては、昨年は数えるほどしかなかったオンラインゲームが50タイトルを超え、韓国NCソフト(NCSoft)社の“リネージュ”シリーズなど、特に韓国や台湾からの出展が目立つ。また一方で、携帯電話向けのゲームも出展数を伸ばし、昨年の約2倍にあたる73タイトルが展示されている。





北米でFFXIの本サービスを開始
プレイヤー対プレイヤーのバトルも実現!

開幕初日の26日、(株)スクウェア・エニックスは幕張メッセ近くのホテルで、プレス向けの“オンライン戦略発表会”を開催した。代表取締役社長の和田洋一氏により、同社のオンライン事業全体のフラッグシップであるネットワークRPG『ファイナルファンタジーXI』(以下FFXI)をはじめ、総合ネットワークサービス“PlayOnline(プレイオンライン)”向けゲームタイトルの、2003年後半から2004年初旬にかけての展開が発表された。

代表取締役社長の和田氏
代表取締役社長の和田氏

FFXIについて、和田氏が示したロードマップは以下の通り。

2003年9月
パソコンユーザー向けベンチマークテスト第2弾公開
2003年10月
FFXIバージョンアップ。新要素は、“高ランクミッション”や“各国クエスト”の追加、ユーザーが使用するキャラクターの新モーションとして“くつろいで座る”などの所作を追加、新“コール音”追加ほか
北米にて、Windows版FFXI、PlayOnline正式サービス開始(10月末)
2003年12月
FFXIバージョンアップ。新要素は、異なった敵モンスターが出現する“裏エリア”の解放、ユーザーが使用するキャラクターのレベル上限を75に引き上げ
2004年1月~3月
FFXIバージョンアップ。新要素は、“プレイヤー対プレイヤーのバトル”の実現。ゲーム中の国家間の権力争いに関連した形での戦いで、いわゆる“Player Kill(プレイヤー殺し)”ではない
北米にて、PlayOnlineとFFXIのソフトがプリインストールされたプレイステーション2(以下PS2)専用ハードディスクドライブを発売。2004年3月を予定

特に北米版FFXIについて、今年6月よりベータテストを行なっているが、正式サービスでは「北米と日本のユーザーは、同じワールド(サーバー)で遊ぶことになる」(和田社長)という。

FFXIのロードマップ
FFXIのロードマップ。画面左下は、くつろいで座る“タルタル”(ゲームのキャラクター)
FFXIより
FFXIより(C)2001-2003 SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved


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