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Cyber-shot DSC-U50 カウ・ショット コレクション

Cyber-shot DSC-U50 カウ・ショット コレクション

2003年09月25日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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My Favorite 7 cows

 さて、ここでは特に面白い、印象に残った牛たちを紹介する。牛の置かれた場所は、丸ビルなどで無料配布されている地図に記されている。気になった牛がいたら、探して歩いてみてはいかが?

鮫島大輔氏の作品
「Flat Cow」

「Flat Cow」1 「Flat Cow」2
「Flat Cow」全体

 スタート地点の丸ビル脇にある「Flat Cow」という作品。街角の景色を写しこんだ、ある意味“透明牛”。こんな牛が、実は都会をひっそり徘徊していたりして……。15時14分撮影。

鶴飼紳祐氏の作品
「Through The Pacific Ocean」

「Through The Pacific Ocean」1 「Through The Pacific Ocean」2

 古河ビル付近にある「Through The Pacific Ocean」という作品。牛の中に魚が棲む不思議な世界。角にも魚がいる。いろんな角度から見ると面白い。15時43分撮影。

田中英樹氏の作品「COWMIC」

「COWMIC」全体

 有楽町電気ビル裏の「COWMIC」という作品。シルエットだけで、漫画のタイトルを思い出してしまう。そんな罪深い(?)私たちなら、これを見ると、少し頭をひねった後でニヤリとしてしまうはず。ちなみに、私は岡ひろみで意図が分かりました。16時04分撮影。

尾崎仁美氏の作品
「お願い☆カウガール」

「お願い☆カウガール」1 「お願い☆カウガール」2

 新有楽町ビルの正面にいる「お願い☆カウガール」。泣いてる牛本体は、仔牛を見失った悲しい母牛。でも大丈夫。カウガールが世界を飛び回って、ついに見つけ出してくれる! というストーリー仕立てになっている。16時24分撮影。

石黒亜矢子氏の作品「千支物語」

「千支物語」全体

 東京三菱銀行本店の前に、守り神のように鎮座している「干支物語」。牛の頭の上に、今まさに飛び出そうとするネズミが乗っている。実はこの作品の主役は、ネズミのほうだったりして。16時42分撮影。

ザ・サービス氏の作品
「グルメ カウ」(Patron 日本ハム(株))

「グルメ カウ」全体

 三菱信託銀行本店ビル前、日本工業倶楽部会館の脇にある「グルメ カウ」。一見すると単なるマーブル模様のようだが、実はソーセージとフォーク、ナイフが描かれている。それに気付くと、笑っているような牛の目がどこか哀しげにも見えてくる。17時49分撮影。

いしばしめぐみ氏の作品「花天座臥」

「花天座臥」全体

 アーバンネット大手町ビルとNTT関東ビルに囲まれた広場に設置されている「花天座臥」。カウパレードで展示されている牛の像は、触ったり覗き込んだりしてもかまわないが、強く押したり上に乗ってはいけない。が、この牛だけはちょっと座りたい気分になってしまう。だって、椅子なんだもん(もちろん、乗ったりしてませんけどね!)。18時16分にフラッシュ撮影したもの。

スイベル機能を生かして、
いろんな角度・表情をブックマークしよう!

 実際にU50を持ち歩いて撮影して、合焦→記録のすばやさや、近接(マクロ)撮影と通常撮影が切り換えが不要など、街角で気軽にスナップ写真をパシャパシャ撮るのに便利なU50の特徴を改めて実感できた。レンズ部がスイベルする新機能も、被写体の位置や見せたい表情に合わせて角度を思いどおりに変えながら、かつ背面の液晶モニタでフレームを確認できて便利だ。半面、自由に角度が変えられるために、被写体に正対して(真正面からレンズを向けて)撮影しようとすると、レンズが90度でピタリと止まらないことが若干不安に感じた。正面90度の位置でいったん止まるノッチがあると便利だったろう。

 また、夜間の撮影では補助光が弱く(AFはそこそこ効いているものの)、液晶モニタのプレビューでは“真っ暗闇に黒い牛”状態になってしまう。フラッシュを焚いて撮影した結果を見てから、フレーム位置を直すことになるわけだ。目視では(目が慣れるため)位置が分かっているのに、1回の撮影でキチンとフレームに収められないのはなんとももどかしい。本体サイズの制限から光学ファインダーが組み込めないのは仕方ないとして、レンズの中心とおよその画角の目安を確認できる仕組みがほしかった。

牛全体を撮る 牛の一部を近接撮影
牛全体を撮影するなら、2mくらい離れるとちょうどフレームいっぱいに収まる。U50のマクロ機能は自動切換えで最短10cmまで寄れるが、周囲の明るさなどによりAF機能が合焦する距離が変わってくる。この場合は15cm程度まで寄れた。
U50でカウパレードの牛を撮影!

 ちなみに、U50でカウパレードの牛の像(体長2.5m、高さ1.5m)をフレームいっぱいに収めるには、2mくらい手前から撮影するとちょうどいい。近接撮影は15cm程度まで寄ってもAFが機能した。


 バッテリーは単4のニッケル水素充電池2本(付属品)をフル充電して装着し、念のために予備の充電池を2組4本用意したのだが、結局3時間余りの撮影で最初のバッテリーが切れることもなかった。日中の撮影(2時間半程度)ではフラッシュを焚かずに済んだこと、撮影の合間の移動時間はこまめに電源を切っていたことなどが、長時間の撮影に耐えられた要因だろう。実際、陽が落ちてフラッシュを使い出した途端に、バッテリーの目盛りは2つほど減り始めた。サイバーショットUで初の単4電池採用製品だが、省電力化によりスタミナは十分ありそうだ。

サイバーショット DSC-U50の主なスペック
製品名 サイバーショット DSC-U50
撮像素子 1/2.7インチ原色Super HAD CCD(有効200万画素、プログレッシブスキャン)
開放F値 F2.8
焦点距離 5mm(35mmフィルムカメラ換算時:33mm)
ズーム なし(単焦点AF)
出力サイズ 最大1632×1224ドット
ファイル形式 静止画:JPEG(Exif2.2)
動画:MPEG-1(320×240ドット/音声なし)
記録メディア メモリースティック Duo/メモリースティック PRO Duo
液晶モニタ 1.0型ハイブリッドTFT(約6.4万画素)
バッテリ 約2200枚/約90分(単4電池2本、アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池対応)
サイズ 99.9(W)×24.9(D)×40.5(H)mm
重量 約98g(本体のみ)/約132g(電池2本、メモリースティック デュオ含む)

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