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米インテル、Pentium Mの強化版“Dothan”と“Sonoma”プラットフォームを発表

2003年09月19日 00時00分更新

文● 編集部

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米インテル社は現地時間の17日、米国で開催中の開発者向け会議“インテル・デベロッパ・フォーラム Fall 2003”で、Pentium Mの次期製品“Dothan(開発コードネーム)”と、“Centrinoモバイル・テクノロジ”を基盤とするプラットフォーム“Sonoma(開発コードネーム)”、Centrino対応の新チップセット『インテル 855GMEチップセット』を発表した。

“Dothan” “Sonoma”
“Dothan”“Sonoma”プラットフォーム

“Dothan”は、2MBのL2キャッシュメモリーを搭載した次世代Pentium Mプロセッサーで、“ストレインドシリコン”技術を採用する。1億4000万トランジスターを集積し、90nmプロセスで製造される。第4四半期に量産出荷を開始する予定。また、“Sonoma”は、“Centrinoモバイル・テクノロジ”に基づいた、2004年後半に発表予定のモバイルパソコン向けプラットフォーム。今後のPentium Mと、新チップセット“Alviso(開発コードネーム)”が採用され、IEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能を搭載する。“Alviso”では、新開発のグラフィックスエンジン、PCI Express、ExpressCard、次世代DDR2メモリー、シリアルATAのほか、新オーディオインターフェース“Azalia”がサポートされる。同社では、“Dothan”と“Sonoma”によりサブノートからフルサイズノートまでをサポートするという。

855GME
『インテル 855GMEチップセット』

『インテル 855GMEチップセット』は、Centrinoモバイル・テクノロジ搭載ノートパソコン向けの新チップセット。“Intel Extreme Graphics 2”に対応した動作クロック周波数が250MHzのグラフィックスコアを搭載し、DDR333メモリーをサポートするほか、新技術としてディスプレーの消費電力を低減する“インテル・ディスプレイ・パワー・セービング・テクノロジ(DPST)”を搭載するのが特徴。新開発のグラフィックスコアは、AC電源駆動時とバッテリー駆動時で動作周波数を自動調整することが可能。DPSTは、フレームバッファーをスキャンして、画質に影響しないように輝度やコントラスト処理し、バックライトの明るさを抑えることにより、見た目をほとんど変えずにバックライトの消費電力を25%削減できるという。従来製品とはピン互換となる。

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