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【WPC EXPO 2003 Vol.11】ビクター、Pocket PC『iO』を参考出展――DVカムコーダーと直結可能!!

2003年09月19日 20時18分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ビクターブース
ビニル素材の白いノースリーブ(えり立て)と黒のホットパンツ姿のコンパニオンが出迎えてくれるビクターブース

日本ビクター(株)は、黒いボディーのPocket PC『iO(イオ)』を参考出展していた。iOは、CPUにインテルのXscale PXA255-400MHz、ディスプレーは240×320ドット表示の3.5インチTFT液晶パネルを内蔵し、USB/IrDA/SDメモリーカードスロット/CFカードスロットおよびIEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を搭載した多機能なPocket PC。



ビクターのPocket PC『iO』(参考出展) iOの上部
ビクターのPocket PC『iO』(参考出展)。十字ボタンが独特のひし形をしているiOの上部にはCFスロットが見える。手には取れなかったが、薄型軽量で上着のポケットにもすっぽり収まりそうだ

マイクロソフト(株)が用意するソフトウェアプラットフォーム『Windows Mobile 2003 software for Pocket PC』に対応し、Pocket Outlook/Pocket Word&Excel/Pocket Internet Explorer/MSN Messengerなどのビジネス向けソフトをプレインストールするほか、音楽や動画を再生表示する“AVプレーヤー”、DVカムコーダーと直接接続して静止画や動画を取り込む“iOビデオサーバー”、静止画の編集加工やスライドショー表示を行なう“ピクチャーアルバム”といったオリジナルアプリケーションを搭載するのが特徴。

iOとDVカムコーダーの組み合わせiOとDVカムコーダーの組み合わせ。動画配信はテープ記録したものの再生とリアルタイムストリーミングが可能。取り込みは動画/静止画に対応する

会場では、通信機能を追加したiOにDVカムコーダーを接続し、運動会の会場で撮影してテープに記録した映像がインターネット経由でおじいちゃんの家からに見られる、というビデオサーバーシステムのデモンストレーションを行なっていた。通信プロトコルにはHTTP、動画配信(ストリーミング)フォーマットはASFを採用し、視聴者側から一時停止や早送り、ズームなどの操作が可能で、カメラ付き携帯電話による動画よりも高精細な映像が楽しめることをアピールしていた。

DDスリムスピーカー(参考出展)参考出展されていたDDスリムスピーカーのユニット。見た目では長さ15cm程度か

同じビクターブースの脇では、周囲のノイズを防ぐ防音室を設けて、小型スピーカーシステム“DDスリムスピーカー”を参考出展。スリム形状の“DDスピーカー”ユニットを約40%コンパクト化して、手のひらにすっぽり収まる程度にしたもので、円柱形のユニットに同社のコンパクトノートパソコン『InterLink MP-XP-7310』や、iOを組み合わせたサウンドシステムを展示していた。小型スピーカーに組み込むほか、液晶ディスプレーやノートパソコンなどに組み込むこともできそうだ。具体的な製品化や発売時期、価格などは未定。

iOとDDスリムスピーカーのオーディオシステム InterLink MP-XP-7310とスリムスピーカーのオーディオシステム
クレードル部分の左右にDDスリムスピーカーユニットを配置したiOとのセット(コンセプトモデル)(参考出展)。家に帰ったら、充電しながら高音質スピーカーでサウンドを楽しめるというInterLink MP-XP-7310とスリムスピーカーのオーディオシステム(参考出展)。こちらはInterLinkの下にパワーアンプを設置し、DDスピーカーの音質と広域対応性(左右にずれた位置でもステレオで聞こえる)をアピールしていた

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