「iDEQ 200P」。パッケージもすでにできあがっている |
24日の正式発表を前にして早くも製品の流通が始まっているAthlon 64およびSocktet 754マザーボードだが、本日はBIOSTAR製品4種類がサンプル展示としてアキバに出現した。いずれも来週発売予定で価格は未定となっているが、注目は何といってもAthlon 64キューブ型ベアボーン「iDEQ 200P」だ。
かつて“nForce2”がマザーボードの初登場直後にキューブ型ベアボーンが登場し話題を読んだが、正式発表とほぼ同時にいきなり発売されるのは前代未聞といえよう。
本体色はブラック/ゴールドでゴージャス?な印象 | “nFoecr3 Pro 150”は1チップ構成ということで、マザーボードレイアウトには余裕が感じられる | |
マザーボードの型番は「K8NBP」 | CPUクーラーはヒートパイプを使用したもの |
「iDEQ 200P」はその名称の通り同社製キューブ型ベアボーン「iDEQ」シリーズの製品となり本体デザイン自体は同様だが、これまでのホワイト/シルバーに対しブラック/ゴールドという精悍なカラーリングとなっている。
マザーボードの型番は「K8NBP」。資料のスペック表によるとチップセットは“nVIDIA NF2 150”とされており、ASUSTeK製「SK8N」でも搭載されていた“nFoecr3 Pro 150”と思われる。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2で、PC3200(DDR400)DDR SDRAMまでの対応。ベイ数は5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×1、前面にUSB2.0×2、IEEE1394×1、S/PDIF×1の各ポートをそなえる。電源はEnhance製で容量は200W。同梱のCPUクーラーにはヒートパイプが使用されている。
「K8NHA Pro」 | 「K8NHA Pro」スペック表 | |
こちらはMicroATXの「K8NHA-M」 | “nFoecr3 Pro 150”。1チップ構成だ |
残る3製品はいずれもSocktet 754マザーボード。“nFoecr3 Pro 150”を採用したATXフォームファクタの「K8NHA Pro」は、拡張スロットがAGP×1、PCI×5、CNR×1、DIMM×2という構成でPC3200(DDR400)DDR SDRAMまでの対応。同社製マザーボードではお馴染みのCNRスロットと一体化された無線LAN専用スロットも設けられている。そのほかギガビットイーサネット機能、6チャンネルオーディオ、2ポートのSerial ATAポートとSerial ATA RAID機能などをそなえる。
同様に“nFoecr3 Pro 150”を採用するMicroATXフォームファクタ製品が「K8NHA-M」。拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1、DIMM×2に削減され、無線LAN専用スロットはなし。イーサネット機能も10/100Base-TX対応となる。またボード本体を見ると1ポートだけSerial ATAポートが存在するが、これは資料のスペック表には掲載されておらず詳細は不明だ。
「K8VHA Pro」 | 「K8VHA Pro」スペック表 |
これまで登場しているSocktet 754マザーと同様“K8T800”を採用するマザーボードが「K8VHA Pro」。South Bridgeは“VT8237”だ。拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1、DIMM×2、PC2700(DDR333)DDR SDRAMまでの対応、ギガビットイーサネット機能、6チャンネルオーディオ、2ポートのSerial ATAポートとSerial ATA RAID機能がオンボード。
以上4製品を明日より展示する予定なのはフェイス。「iDEQ 200P」はもちろん、いずれも注目の製品といえよう。
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