(株)東芝は12日、薄型軽量のノートパソコン“dynabook SSシリーズ”の新製品として、手書きのメモやパソコンで録音した音声をテキストデータとセットで管理できるノートアプリケーション『Office OneNote 2003』をプレインストールした『dynabook SS S9/210LNKW』を10月中旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は23万円半ば。
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『dynabook SS S9/210LNKW』 |
dynabook SS S9は、7月に発売された『dynabook SS S8』をベースに、OSにWindows XP Professional SP1、アプリケーションとしてOffice OneNote 2003をプレインストールした(WordやExcelなどのOfficeアプリケーションは未搭載)B5ファイルサイズの薄型軽量ノートパソコン。
主なスペックは、CPUに超低電圧版Pentium M-1GHz、チップセットにグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のIntel 855GM、IEEE 802.11b準拠の無線LANアダプター『Intel PRO/Wireless 2100』(Mini PCIカード)を搭載した“インテルCentrinoモバイルテクノロジ”を採用。メモリーはPC2100対応DDR SDRAM 256MB(最大768MB)、HDDは40GB(UltraATA/100接続)、ディスプレーは12.1インチXGA表示の低温ポリシリコンTFTパネルを搭載する。
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dynabook SS S9の背面。USB 2.0ポートなど、ほとんどの端子が背面に並ぶ | 付属の中容量バッテリーは底面に装着して使用する |
通信機能は無線LAN(Wi-Fi準拠、128bit WEP対応)に加えて、10/100BASE-TX準拠のEthernetとV.90対応で世界61地域で使用できるファクスモデムを内蔵する。インターフェースは、USB 2.0×2、アナログRGB、IrDA 1.1、オーディオ入出力など。拡張スロットはPCカードTypeII×1(CardBus対応)。
バッテリーはリチウムポリマータイプで、駆動時間は約2.8時間(バッテリーパック使用時)、本体付属の中容量バッテリーを装着すると約5.9時間(いずれもJEITA測定法 Ver.1.0による同社調べ)。本体サイズと重量は、幅286×奥行き229×高さ19.8(最薄部14.9)mm/約1.09kg(バッテリーパック装着時)、中容量バッテリー装着時には約1.32kg。
