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Athlon 64対応Socktet 754マザー「K8T NEO-FIS2R」がMSIから発売!

2003年09月11日 20時11分更新

文● 増田

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「K8T NEO-FIS2R」
「K8T NEO-FIS2R」

 昨日お伝えしたようにAMDの64bitCPU「Athlon 64」に対応したマザーボード、MSI製「K8T NEO-FIS2R」の単体販売が始まった。チップセットにVIA“K8T800”を搭載するこの製品だが、近々発表されるCPUよりひと足早いデビューとなった。



Socket 754 マニュアル
Socket 754の「Athlon 64」対応“K8T800”、Athlon 64サポートの記述が確認できる

 “K8T800”はVIAの「Athlon 64」用チップセットだ。同社のサイトによると「Opteron」のシングル/デュアルにも対応するという記述も見られるが、現状でSocket 940の「Opteron」とSocket 754の「Athlon 64」ではピン数も異なるため互換性があるのか詳細は不明だ。ただし「Athlon 64」にはSocket 940/デュアルチャンネル対応の「Athlon 64 FX」というモデルもあるという話もある。今後の動向が気になるところだがAMDの行う24日の発表までは、はっきりとしたことがわからないのが実情だ。



VT8237 PDC20378
“VT8237”によるSerial ATA RAID機能を2ポート装備Promise“PDC20378”によるSerial ATA RAID機能も2つ
IEEE1394とギガビット ブラケット部
IEEE1394(VIA 6307)とギガビットイーサネットコントローラブラケット部の構成

 記念すべき「Athlon 64」対応マザー第一弾となった「K8T NEO-FIS2R」だが、オンボードインターフェイス満載の豪華仕様となっている。チップセットには“K8T800”を搭載しSouth Bridgeには“VT8237”を採用。よって“VT8237”によるSerial ATA RAID機能を2ポート装備するほか、別途Promise“PDC20378”によるSerial ATA RAID機能も2つサポートする。さらにギガビットイーサネットコントローラにRealtek“RTC8110S”を採用、そのほか6チャンネル対応サウンド、IEEE1394(VIA 6307)も搭載している。
 拡張スロットにはAGP×1、PCI×5のほかシングルチャンネルPC3200(DDR400)対応のDDR DIMMスロットを3本搭載している。ブラケット部の構成は、サウンド関連の端子のほかPS/2×2、USB×4、パラレルとシリアルの各ポートはともに1つとなりIEEE1394ポートは6ピンタイプと4ピンタイプの2つを装備している。



パッケージ
入荷数はいずれも極少量となっている

 今回入荷を確認したのはOVERTOP(1万9762円)とコムサテライト3号店(1万9500円)の2店舗で、入荷数はいずれも極少量となっている。ただし、どちらの製品もCPUクーラーを固定するためのリテンションが付属していない。別途CPUクーラーを購入する人には関係はないが、リテールパッケージ版CPUの購入を見越してマザーを買おうと思っているユーザーは、付属するクーラーが現段階でどのような構造になるかわからないので、注意したほうがよさそうだ。
 「Athlon 64」に対応したマザーボードは、ほかにもASUSTeK「K8V Deluxe」をはじめAOpen、Gigabyteなども準備しておりCPUの発表に前後して次々とリリースされると思われる。なお代理店の興隆商事によると「明日12日には、予定通りAthlon 64 3200+とのセットモデルが出荷できるだろう」ということなので、いよいよ秋葉原の“Athlon”市場は久しぶりに活気が戻りそうだ。



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