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ソニー、“バイオ”デスクトップ秋モデルを発表――新シリーズ“バイオV”が登場

Pentium 4-3.20GHz搭載など基本性能を強化した“バイオRZ”

2003年09月09日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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組み合わせ30万通りという初のフルCTOサービス

“バイオRZ”はマイクロタワー型デスクトップパソコン。全モデルが“ハイパー・スレッディング・テクノロジ(HTテクノロジ)”対応のPentium 4を搭載し、TVチューナー搭載のMPEG-2リアルタイムエンコーダーカード『Giga Pocket Engine DX』を内蔵。Giga Pocket Engine DXは、他のモデルのGiga Pocket Engineと異なり、2系統のビデオ入力と1つのビデオ出力を持つほか、3次元Y/C分離回路、ゴーストリダクション回路、3次元デジタルノイズリダクション(DNR)機能などの高画質化回路を搭載。ハードウェアMPEGエンコーダーによるキャプチャー映像のリアルタイムエンコードは他のモデルと同様だが、再生時についてもハードウェアにてMPEGデコードを行なうのも特徴。ビデオ出力を備えているため、家庭用TVに出力して視聴するなどの柔軟性も備えている。

RZ73、RZ63の両シリーズでは、『DV-アナログ変換ボード』も搭載し、DVソースからGiga PocketにてMPEG-2に録画したり、アナログソースをAVI(DV)ファイルとしてキャプチャーすることもできるようになっている。

さらに、他シリーズより高機能なDVDオーサリングソフトを搭載するほか、『Adobe Premier 6 LE 日本語版』(RZ73)/『Adobe Premier 6 LE 日本語版』(RZ63、RZ53)を搭載、独自のPremier用プラグイン『VAIO Edit Components』により、MPEG-1/MPEG-2のフレーム単位での編集を未編集領域の再エンコードなしに行なうことができる機能を実現、DV-アナログ変換ボードを持つRZ73、RZ63では、編集中の映像をTV画面で確認できるほか、独自の“VAIOトランジション”による場面切り替え効果など、TV録画やビデオ編集系の機能に重点を置いている。

PCV-RZ73PL9
バイオRZは、夏モデルから引き続き、ハイパー・スレッディング・テクノロジ対応のPentium 4を搭載。写真は、PCV-RZ73PL9

製品ラインナップは、ハイスペックのものから順番に、“RZ73シリーズ”『PCV-RZ73PL9』『PCV-RZ73P』、“RZ63シリーズ”『PCV-RZ63L7』と『PCV-RZ63』、“RZ53シリーズ”『PCV-RZ53L7』と『PCV-RZ53』の、合計3シリーズ6機種。型番の末尾に“L9”または“L7”とあるモデルは、ディスプレーが付属する。全シリーズ共通の、夏モデルからの変更点は以下のとおり。

  • 10BASE-T/100BASE-TXに加えて、1000BASE-Tにも対応
  • DirectX9対応のグラフィックスアクセラレーター、NVIDIA GeForce FX 5600(RZ73P、RZ63シリーズ)、GeForce FX 5200(RZ53)を搭載
  • コンパクトフラッシュ/スマートメディアのスロットを装備
  • 最高転送速度(理論値)が160Mbps(毎秒20MB)という『メモリースティックPRO』の高速転送に対応
  • 付属するディスプレーを強化。最上位機種のPCV-RZ73PL9は、ソニースタイルで限定販売されていた19インチのTFT液晶ディスプレー『SDM-HS93』を、その他のモデルはクリアブラック液晶搭載のディスプレーを付属
  • 新開発のリモコンRM-GP5Tを同梱。『RM-GP5』の機能に加えて、テレビのコントロール、複数のバイオのコントロールが可能
  • ソニースタイルで、CPU/HDD/メモリー/光メディアドライブ/Giga Pocketの有無/PCMCIA・モデムの有無/グラフィックスアクセラレーター/USBジョグコントローラーの有無/Officeの有無/ディスプレーが選択可能な、初の“フルCTO(注文仕様生産)”サービスを提供。組み合わせは、ディスプレーも含めて約30万通り

そのほか、3モデルともDVD±R/±RWドライブを搭載しており、読み込み/書き込み速度は、DVD+R書き込み4倍速、DVD+RW書き込み2.4倍速、DVD-R書き込み4倍速、DVD-RW書き込み2倍速、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き込み10倍速、DVD±R読み込み4倍速、DVD+RW読み込み最大2.4倍速、DVD-RW読み込み2倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-ROM読み込み32倍速となっている。

最上位モデルのRZ73Pは、CPUにハイパー・スレッディング・テクノロジ対応のPentium 4-3.20GHz、1GBのメモリー(DDR400対応DDR SDRAM、最大2G、デュアルチャネル対応)を搭載する。HDDは、250GB(Ultra ATA/100、毎分7200回転)を搭載し、MPEG映像録画時間は高画質約61.5時間/標準約121時間/長時間約331時間で、DV録画時間は約16時間。チップセットはインテル865PE、グラフィックスアクセラレーターはNVIDIA GeForce FX 5600、ビデオメモリーは128MB(DDR SDRAM)。また、DVD±RWドライブのほかにDVD-ROMドライブを装備し、DVD±RWドライブの読み込み/書き込み速度は、前出のとおり。DVD-ROMドライブの読み込み速度は、DVD-R/-RW/+R/+RW読み込み6倍速、DVD-ROM読み込み16倍速、CD-RW/-ROM読み込み40倍速。RZ73PL9には、19インチのTFT液晶ディスプレーSDM-HS93が付属する。

中位モデルのRZ63は、CPUにハイパー・スレッディング・テクノロジ対応のPentium 4-3GHz、512MBのメモリー(DDR SDRAM DDR400対応、最大2G、デュアルチャネル対応)を搭載する。HDDは、200GB(Ultra ATA/100、7200回転/分)を搭載し、MPEG映像録画時間は高画質約47.5時間/標準約94時間/長時間約257.5時間で、DV録画時間は約12.5時間。チップセットはインテル865PE、グラフィックスアクセラレーターはNVIDIA GeForce FX 5600、ビデオメモリーは128MB(DDR SDRAM)。また、DVD±RWドライブのほかにDVD-ROMドライブを装備し、読み込み速度はRZ73のものと同じ。RZ63L7には17インチのクリアブラック液晶ディスプレー(1280×1024ドット/1619万色、視野角左右140度/上下170度、輝度/コントラスト比などは非公表)が付属する。

下位モデルのRZ53は、CPUにハイパー・スレッディング・テクノロジ対応のPentium 4-2.80CGHz、512MBのメモリー(DDR333対応DDR SDRAM、最大2G、デュアルチャンネル対応)を搭載する。HDDは、160GB(Ultra ATA/100、毎分7200回転)を搭載し、MPEG映像録画時間は高画質約36.5時間/標準約72.5時間/長時間約198.5時間で、DV録画時間は約9.5時間。チップセットはインテル865PE、グラフィックスアクセラレーターはNVIDIA GeForce FX 5200、ビデオメモリーは128MB(DDR SDRAM)。DVD±RWドライブを搭載し、読み込み/書き込み速度は前出のとおり。RZ53L7には、RZ63L7と同じ17インチのクリアブラック液晶ディスプレーが付属する。

外部接続端子(背面)は、キーボード(PS/2)、マウス(PS/2)、パラレル(D-sub25ピン)、USB 2.0×4、オーディオ入力(ステレオミニジャック、モノラルミニジャック)、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)、ネットワークインターフェース(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応)、ディスプレー出力(ミニD-Sub15ピン/DVIタイプ)、光デジタルオーディオ出力、モデム用モジュラージャック、i.LINK(S400)。前面はiLINK(S400)、USB 2.0×3。Giga Pocket Engine用の接続端子(背面)は、ビデオ入出力(コンポジット/S端子共用、コンポジット使用の場合は付属の変換コネクターを使用)、オーディオ入出力(ステレオミニジャック、入力×1、出力×1)、TVアンテナ入力。Giga Pocket Engine用の接続端子(前面)は、ビデオ入出力(コンポジット、S端子独立)、オーディオ入力(ステレオ、ピンジャック)。内蔵モデムは56kbps(V.90対応)。メモリースティックスロット(メモリースティックPRO対応)と、スマートメディアスロット、コンパクトフラッシュスロット、PCカードスロット(TypeII×1/CardBus対応)を装備する。

本体サイズは、幅195×奥行き391×高さ380mmで、重量は約14kg(RZ53シリーズは約13.5kg)。RZシリーズの特徴である、動画編集、DVD作成関連の主な同梱ソフトは、以下のとおり。

  • TV録画/管理/再生ソフト『Giga Pocket Ver.5.5』
  • DV動画/静止画入出力および簡易編集ソフト『DVgate Plus Ver.1.1』。DV機器からのキャプチャーや書き出し、簡易編集といった基本機能に加え、GigaPocketで録画したビデオの読み込みや、『Click to DVD』と連携してDVDビデオへの記録ができる
  • アドビシステムズの動画編集・加工ソフト『Adobe Premier 6.5 日本語版』(RZ63/RZ53シリーズは『Adobe Premier 6 LE 日本語版』)
  • Adobe Premierのプラグイン『VAIO Edit Components Ver.3.0』
  • DV機器で記録したビデオ映像やGigaPocketで録画したテレビ番組を、クリック中心の操作でDVDに記録できるソフト『Click to DVD Ver.1.3』。新バージョンの1.3より、『VAIO Media』とのデータ連携が可能になり、他のバイオの映像を扱うことができるようになった
  • ソニック・ソルーションズ・ジャパン(株)の、DVDビデオオーサリングソフト『DVDit! for VAIO』
  • (株)ペガシスの、MPEGエンコーダーソフト『TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO 2.0』。Giga Pocketで録画した映像を最適な画質・サイズに変換できる。バージョン2.0では、古いVTR映像の画質改善などに使える“ノイズリダクション”機能が追加された
  • ペガシスの、DVDオーサリングソフト『TMPGEnc DVD Author 1.5 for VAIO』。Giga Pocketの“ビデオカプセル”に対応し、MPEGファイルを再エンコードせずにオーサリング可能。従来版より、2ヵ国語放送のDVDビデオ化にも対応する。バージョン1.5では、DVDライティング機能、動きのあるメニュー画面を作成することが可能な“モーションメニュー機能”を追加。また、ドルビーデジタルオーディオ(AC3)のエンコード、AVIファイルの読み込みにも新たに対応した

そのほかの主な付属ソフトは、以下のとおり。OSは、RZ73シリーズがWindows XP Professional SP1、そのほかのモデルがWindows XP Home Edition SP1を搭載する。

  • 音楽ファイル管理/再生ソフト『SonicStage Ver1.6』
  • レコードやカセットテープなどをデジタル録音し、編集やエフェクターでの音質補正を行ない、CDを作成できる音楽録音・編集ソフト『SonicStage Mastering Studio Ver.1.1』。以前はプロ向けにのみ提供されていたエフェクターやSBM(Super bit Mapping)、自動分割点マーキング機能など、アナログソースを高音質でCD化するために特化したソフト
  • デジタルカメラ等からの静止画の取り込み、その管理と簡易編集、アルバム・ラベル作成、出力がひとつの流れの中で行なえる静止画管理/加工/プリント統合ソフト『PictureGear Studio Ver.2.0』
  • 音楽/静止画/ビデオ/放送中のテレビ番組をネットワーク経由で視聴するためのサーバー/クライアントソフト『VAIO Media Ver.2.6』
  • フォトレタッチソフト『Adobe Photoshop Elements 2.0』
  • 経路/運賃探索ソフト『駅すぱあと』
  • はがき・年賀状作成ソフト『筆ぐるめ 2004』
  • ウィルスチェッカー『Norton AntiVirus 2003』

いずれの機種も20日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、RZ73Pが約38万円、RZ73PL9が約47万円、RZ63が約29万円、RZ63L7が約35万円、RZ53が約20万円、RZ53L7が約26万円。

なお、前出のようにソニースタイルではフルCTOサービスを提供する。『PCV-RZ73CP』というWindows XP Professional SP1とAdobe Premiere 6.5 日本語版を搭載したオリジナルモデル、もしくは、『PCV-RZ63C』というWindows XP Home Edition SP1とAdobe Premiere 6 LE日本語版を搭載したオリジナルモデルのどちらかを選択し、その上で、CPUなどを決定する。ハイパー・スレッディング・テクノロジ対応のPentium 4-2.60C GHz、2GBメモリー(DDR SDRAM DDR400対応、デュアルチャンネル転送)など、一般店頭モデルにはない構成も可能。12日より受注開始で、価格は受注開始時に公表される。

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