このページの本文へ

ThinkPad T40 2373-72J

ThinkPad T40 2373-72J

2003年09月02日 00時00分更新

文● 鈴木 雅暢

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ThinkPad T40 2373-72J

日本アイ・ビー・エム

29万9000円(IBMダイレクト価格)

「ThinkPad Tシリーズ」は、最高レベルの性能と可搬性の両立を図ったノートブックPCだ。フルモデルチェンジしたT40はPentium Mのパワーを得て、これまでよりグッと薄く、軽くなっている。

ThinkPad T40 2373-72J
ThinkPad T40 2373-72J

 「ThinkPad Tシリーズ」は、14.1型の液晶と光ディスクドライブ、そしてフルサイズのキーボードを搭載しつつ、可能な限り薄型軽量化したノートブックPCだ。最新モデルとなる「T40」は、スペックとOS、そして無線LAN機能の有無や種類などで10モデルが用意されるが、Centrinoの条件を満たすのはミッドレンジの4モデルのみ。ここで取り上げる「2373-72J」もその1つで、CPUにはPentium M-1.50GHzを採用する。

バッテリの持ちが2倍の
4.9時間にアップ

左側面
写真1 インターフェイスはIEEE1394を装備しないなど従来機同様にビジネス色の強い構成。背面にバッテリを搭載したために多くは両側面に振り分けられ、Ethernetとモデムの端子が左側面のUSBポート手前に配置されるなどやや使いづらい箇所も見られる。

 Mobile Pentium 4-Mを搭載していたT30との違いは目に見えて分かる。厚さは26.6~31.4mmと5.2~10mm薄くなり、重量もコンボドライブ搭載時で2.5~2.6kgから2.25kgまで軽量化した。この薄型軽量化は、当然ながらPentium Mの省電力性能の賜物だが、剛性を確保するために、天面にはTシリーズとして初めてマグネシウム合金を採用。底面はチタン配合のCFRPを利用しており、従来機以上にソリッドで高級感のあるボディに仕上がった。

右側面
写真2 コンボドライブは従来どおりホットスワップでの着脱をサポートするが、ウルトラベイ・スリムと呼ばれる薄型(9.5mm厚)の規格となったために、ウルトラベイ2000およびウルトラベイ・プラスに対応したデバイスは利用できなくなっている。

 このボディに支えられたフルサイズキーボードがまた秀逸だ。ThinkPadならではの7段配列によるゆったりとしたサイズで、Xシリーズに比べると柔らかめのタッチ。ストロークは2.5mmと浅めだが、それを感じさせないしっかりとしたクリック感がある。ポインティングデバイスには拡張版TrackPointとタッチパッドを両方備えるウルトラナビをT30同様に装備するが、今回からTrackPoint用に3種類のキャップが同梱される。標準ではソフト・ドームと呼ばれるタイプが装着されるが、従来よりソフトなタッチ感で軽い力で動作するため、初めて触れるユーザーには適しているように思う。

 ミッドレンジモデルの本機はメモリ容量やHDD容量が平凡で、液晶の解像度も1024×768ドットに留まるが、5400rpmの高速HDDや、MOBILITY RADEON 7500の採用などから、性能面へのこだわりは感じられる。バッテリの持続時間は4.9時間と、T30の2倍近く延長した。オプションでは背面に張り出す大容量バッテリやウルトラベイ・スリム内蔵型バッテリが用意されており、前者利用時で約7時間、両方利用すれば約10時間まで延長可能だ。

液晶左サイド 液晶右サイド
写真3 左側面に並ぶインターフェイスのスペースを確保するため、液晶を開いたときに向かって左に見える液晶枠部分がカットされており、そのため(右枠部分とともに)左枠部分に内蔵していた無線LANアンテナも上部に移動した。

バイオノートZ PCG-Z1/P
ソニー「バイオノートZ PCG-Z1/P」レビュー。

 これまでも貴重な存在だったTシリーズだが、 T40ではPentium MおよびCentrinoの恩恵により、可搬性、性能、バッテリ駆動時間といった要素が一段階アップし、革新ともいえる進化を遂げている。似たコンセプトの「バイオノートZ」と本機を比べると、液晶の解像度やインターフェイスの種類で劣るぶん、CPUクロックやビデオチップなど性能面では本機が優位に立つ。もっとも両機ともに単純にPCとしてのスペックだけでは語れない魅力を備えている。スペックと価格を見比べるよりも、そういった付加価値面を重視して考えるべきだろう。


ThinkPad T40 2373-72Jの主なスペック
製品名 ThinkPad T40 2373-72J
CPU Pentium M-1.50GHz
チップセット Intel 855PM
メモリ(最大) DDR SDRAM(PC2100) 256MB(最大2GB)
液晶/解像度 14.1V型/1024×768ドット
グラフィックス MOBILITY RADEON 7500(32MB)
HDD 40GB
FDD なし(オプション、USB外付け)
光メディアドライブ CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ(CD-R16倍速、CD-RW10倍速、CD24倍速、DVD8倍速)
スロット PCカード(TypeIII×1またはTypeII/I×2)
通信 10/100/1000BASE-T、IEEE802.11b、56kbpsモデム
I/O USB 2.0×2、外部ディスプレイ端子、ビデオ出力(S端子)、パラレル、IrDA 1.1
バッテリ駆動時間 4.9時間
サイズ(W×D×H) 311×255×26.6~31.4mm
重量 2.25kg
OS Windows XP Professional

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン