日本電気(株)は28日、コンテンツの暗号化や視聴ライセンスの発行などの著作権保護機能の導入コストを最大で従来の約10分の1に抑えたストリーミングコンテンツ配信システム『StreamPro(ストリームプロ)/WM9S-DRM Ver1.0』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は98万円で、29日に出荷を開始する。併せて、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の構築や負荷分散を行なうソフト『StreamPro/DistributionSystem』をIPv6対応にしたことなどを発表した。
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『StreamPro/WM9S-DRM』の利用イメージ |
『StreamPro/WM9S-DRM Ver1.0』は、Windows Media 9シリーズ対応のストリーミング配信において、“コンテンツの暗号化機能”、“視聴期限や視聴回数制限を設定したライセンス発行機能”、“ライセンス発行履歴の管理”などの著作権保護機能をパッケージソフトとして提供するもの。サーバーにインストールすれば利用できるため、導入コストは最大で10分の1になるという。同社では、ISP/ASP事業者や自治体、企業向けに販売する。なお、利用にはストリーム配信管理ソフト『StreamPro/WM9S-Plus』が別途必要となる。価格は15万円。
『StreamPro/DistributionSystem』の機能強化版となる『StreamPro/DistributionSystem Ver3.2』は、IPv6に対応したほか、サーバーOSのWindows Server 2003に対応。価格は320万円。29日に出荷を開始する。
