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リコー、ROM領域を持つハイブリッドCD-Rの販売を開始

2003年08月28日 21時41分更新

文● 編集部

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(株)リコーは28日、ROM領域を持たせた独自のハイブリッドCD-R“リコー ハイブリッドCD-R”を製品化し、ソフトウェアベンダーなどのパートナー企業向けに同日付けで提供を開始すると発表した。価格は提供枚数や提供形態により異なるという。

“リコー ハイブリッドCD-R”
“リコー ハイブリッドCD-R”

“リコー ハイブリッドCD-R”は、独自の製造技術によりCD-R部分の溝形状を安定させ、一般的なCD-Rと同等の書き込み/読み出し性能を持たせたハイブリッドCD-R。通常のCD-Rメディアと同じ直径(120mm)となっており、ROM部分とR部分の容量比は自由に設定できる。ディスク容量は650MB(ROM部を含む)で、最大40倍速に対応する。推定保存寿命は100年以上。

ROM部に書き込める基本ソフトウェアモジュールとして、コピーガード機能付きライティングソフトを用意するほか、オプションのソフトウェアモジュールとして、『データ閲覧ソフト』(Excel/Word/PowerPointほかに対応)、エンドユーザーがデータを書き込む際にファイルを暗号化/圧縮する『暗号化・データ圧縮ソフト』なども用意する。基本ソフトウェアモジュールをROM部分に格納すれば、パソコンの書き込みソフトを起動しないでコピーガードを施した書き込みを行なうことも可能という。同社では、ROM部分に試用版や解除キーが必要な商用版のアプリケーションを格納し、オンライン決済で購入した解除キーをR部分に追記することにより、アプリケーションを利用できるようにするといった用途にも利用できるとしている。

同社では、ハイブリッドCD-RW、ハイブリッドDVD±R/RWの開発も進めており、順次市場に投入するとしている。

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