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キヤノン、CIS方式でフィルムスキャンにも対応するフラットベッドスキャナー『CanoScan LiDE80』など3製品を発売

2003年09月03日 13時13分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は3日、フラットベッドスキャナーの新製品として、CCD方式の高機能タイプ『CanoScan 8200 F』、CCD方式に比べて構造がシンプルなCIS(コンタクトイメージセンサー)方式を採用した低価格タイプ『CanoScan LiDE 80』『CanoScan LiDE 40』を発表した。発売予定時期と価格は、8200 Fが10月中旬で2万9800円、LiDE 80が今月中旬で2万4800円、LiDE 40が10月初旬で1万6800円。

CanoScan 8200 F
『CanoScan 8200 F』

画像補正機能を強化し、
“PIXUS”との連携機能も搭載

CanoScan 8200 Fは、ハイアマチュア向けのCCD方式フラットベッドスキャナー『CanoScan 8000 F』の後継機種にあたり、価格は従来より7000円ほど引き下げられている。赤外線画像を利用した、キヤノン独自のごみ/傷除去機能“FARE(フェアー)”を改良した“FARE LEVEL 2”を搭載。ごみ/傷の非検知や誤認識を低減したほか、フィルム(透過原稿)/紙焼き(反射原稿)において、経年劣化による褪色や高感度フィルムなどでの粒状感をソフトウェアで補正/軽減する機能が追加された。フィルムスキャンも高速化され、35mmネガフィルム12コマを24分35秒(同社計測値、従来製品の約1.5倍)で完了。さらに、8000 Fでは未対応だったスリーブ付きブローニー(6×22cm)のスキャンにも対応、スリーブ付きで一括自動切り出しが可能になっている。

撮像素子はRGB各色を2ライン(画素ずらし)で並べた6ラインカラーCCD“Hyper CCD II-ex”を採用。光学解像度は2400×4800dpi(ソフトウェア補間により読取解像度は9600dpi相当)で、構造は8000 Fから変更ないが、発熱によるノイズ発生を低減する改良が施されている。色階調は各色16bit入力/16bitまたは8bit出力。最大原稿サイズはA4(216×297mm)。“COPY”(対応するキヤノン製プリンターをパソコンに接続しておくと、自動的に印刷を行なう)/“SCAN”(ファイルとして保存)/“FILE”(スキャン結果をまとめたPDFファイルを作成)/“E-MAIL”(スキャン結果を添付してメール送信の準備を行なう)という、4つの機能を1ボタンで実行できる“EZボタン”が本体前面に配置されている。

インターフェースはUSB 2.0で、電源は付属ACアダプターによる給電が必要(Windows 98およびMac OSで利用する場合は、USB 1.1相当の転送速度になる)。本体サイズと重量は、幅284×奥行き495×高さ104mm/約4.6kg。消費電力は最大15W、待機時5.2W。

本体にはスキャナードライバーソフト『ScanGearCS 10.0』、スキャンユーティリティソフト『CanoScan Toolbox 4.6』(どちらもWindows/Mac OS対応)などが添付する。ScanGearCS 10.0はユーザーインターフェースを改良し、よく使う機能をタブ切り替えから1つのダイアログボックス内にまとめたほか、色調(トーン)補正機能やグレーバランス機能、深夜の自宅など静かな場所で使用する際に、駆動部の速度を落として動作音を低減する“サイレントモード”などが追加された。CanoScan Toolbox 4.6は、キヤノン製の対応プリンター(PIXUS 950i/850i/475PD/455i)との組み合わせで、カラーマッチングを自動的に行ない、スキャン結果に忠実な色再現/カラー印刷を行なう“かんたんカラーマッチングプリント”機能、取り込んだスキャナーの製品名や解像度などの情報を画像ファイルに記録できる“Exif 2.21”ファイルの作成機能、などが追加された。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.1/9.2、Mac OS X 10.1.3以降/10.2.x(ただし“かんたんカラーマッチングプリント”はWindowsのみ対応)。

なお、『CanoScan 9900 F』ユーザー向けに、ScanGear/CanoScan Toolboxなどのアップデートサービスを予定している。詳細は同社ウェブサイトを確認いただきたい。

RGB+赤外線の透過ユニットを標準添付し
フィルムスキャンに対応

CanoScan LiDE 80
『CanoScan LiDE 80』

CanoScan LiDE 80とLiDE 40は、CCD方式よりも構造が単純なCIS方式のフラットベッドスキャナー。CCD方式がRGB3色に対応する3つの感色センサーを搭載するのに対し、CIS方式は1つの感色センサー(一般にはCMOSセンサー)で色情報を検知する。構造が単純なため、装置の小型化や製造コストの削減が可能となる。

4色平面発光パネル(FAU)CanoScan LiDE 80に標準添付の“4色平面発光パネル(FAU)”

LiDE 80はフィルム(透過原稿)に対して、RGBと赤外線を切り替えて照射する“4色平面発光パネル(FAU)”を標準添付し、1コマ単位(スリーブのみ)でのフィルムスキャンを実現したのが特徴。FAUの電源はLiDE 80本体への給電を分岐(専用ケーブルで接続)して供給するため、外部電源は不要。ごみ傷除去機能“FARE LEVEL2”を搭載。CCD方式では白色光照射の後で改めて行なう赤外線照射を、LiDE 80+FAUでは同時に行なうため、1パス(1回の撮像素子の駆動)でスキャンが完了する。

インターフェースはUSB 2.0(Windows 98およびMac OSで利用する場合はUSB 1.1相当)で、バスパワー(USBポート経由の給電)で反射/透過原稿のスキャンが可能。光学解像度は2400×4800dpi(ソフトウェア補間により読取解像度は9600dpi相当)、色階調は各色16bit入力/16bitまたは8bit出力。最大原稿サイズはA4(216×297mm)。“COPY/SCAN/FILE/E-MAIL”の4機能を1ボタンで実行する“EZボタン”が本体前面に配置されている。本体サイズと重量は、幅258×奥行き374×高さ38mm/約2.0kg。消費電力は最大2.5W、待機時1.5W。

付属ソフトは、『ScanGearCS 7.2』『CanoScan Toolbox 4.1.3』など。ScanGearCS 10.0との違いは、トーン補正をはじめとした一部機能が省略され、ユーザーインターフェースが簡素化されている点など。“Exif 2.21”ファイルの作成機能、褪色補正や粒状感低減機能は搭載する。

CanoScan LiDE 40
『CanoScan LiDE 40』

LiDE 40は透過原稿に非対応で、反射原稿のスキャンにのみ対応する低価格フラットベッドスキャナー。インターフェースはUSB 2.0(Windows 98およびMac OSで利用する場合はUSB 1.1相当)で、バスパワー動作が可能。光学解像度は1200×2400dpi(ソフトウェア補間により読取解像度は9600dpi相当)、色階調は各色16bit入力/16bitまたは8bit出力。最大原稿サイズはA4(216×297mm)。“COPY/SCAN/FILE/E-MAIL”の4機能を1ボタンで実行する“EZボタン”を本体前面に装備。本体サイズと重量は、幅258×奥行き374×高さ38mm/約1.6kg。消費電力は最大2.5W、待機時1.5W。

付属ソフトは、『ScanGearCS 7.6』『CanoScan Toolbox 4.5』など。ScanGearCS 7.2との違いは、より初心者ユーザー向けに用途別(印刷する/画面に表示する/OCR)のメニューが追加されたこと、など。“Exif 2.21”ファイルの作成機能、反射原稿向けの褪色補正/粒状感低減機能は搭載する。

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