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インフォテリア、BtoBプラットフォーム構築ソフト“ASTERIA”の新バージョンを発表!

2003年08月11日 17時16分更新

文● 編集部 小板謙次

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インフォテリア(株)は11日、データ連携のためのBtoBプラットフォーム構築ソフト“ASTERIA”の新バージョン『ASTERIA 3』を発表した。同社の代表取締役社長である平野洋一郎氏は、昨年発表の『ASTERIA R2』が大手通信会社や人材派遣会社、東京都庁の電子申請用のサーバーなどに採用されていることを挙げた上で、競合製品と比べても優位にたっていることを強調。「今回のバージョンで、製品的にも市場的にも成熟した」と話した。

代表取締役の平野洋一郎氏
代表取締役の平野洋一郎氏
代表取締役の平野洋一郎氏
今回の新バージョン『ASTERIA 3』で製品は成熟したと説明する平野氏

製品企画部部長の江島健太郎氏によると、『ASTERIA 3』のポイントは“SLIM(スリム)”であるという。氏はまず、現在の企業情報システムにおいては保守・運営コストが6~7割を占めているが、このコストを下げ戦略的な分野に投資をしていくことが大切と強調した。「金融業界を例に挙げると、情報システムを管理している団塊の世代が2007年になると定年退職してしまい、誰も管理できなくなるという2007年問題なんて言葉をよく聞く。その時には今の銀行の基幹業務を理解できる人がいなくなってしまってしまう。このことが象徴しているように、運用でカバーしているところが多い。我々はこの部分をソリューションしていきたい」と話した。さらに、氏はシステムは機能追加を繰り返して改変され奇麗に保つことが難しい状態に陥っていおり、業務案件が複雑化するなかでモジュール機能が増え、各モジュール間をつなぐインターフェイス部分も複雑化していると分析した。その上で、「ASTERIAではプログラミングはしない。グラフィカルな世界で設計を行なったものがプログラムであり、ドキュメント(仕様書)であり、システム全体が可視化されている、これによって無駄のない保守・運営が可能になる。ここが大きなポイントだ」と話した。

従来の直線に加えて、曲線やカギ線も使用可能になった
GUI環境での操作は“ASTERIA”のポイントのひとつ。従来の直線に加えて、曲線やカギ線も使用可能になった
権限ベースのアクセス管理もシンプルになっている
権限ベースのアクセス管理もシンプルになっている

ASTERIAの新機能として挙げられていたのは以下の8点。

・BPM(Business Process Management)機能
・大規模チーム開発環境の提供
・より洗練されたGUI環境の提供
・ASTERIA管理コンソールのモジュール化
・HTTPサーバー機能の改良
・コンポーネントの拡充・強化
・インストーラーの改良
・SDKの提供

デモに時間を割いていたのは、前バージョンとのGUI環境の違いだ。前バージョンでは直線しか描くことができなかったものが、『ASTERIA 3』では曲線、かぎ線なども描けるようになり、各データ間の変換ルールを記述するマッピング部分も複数ダイアログを参照しながらコピーアンドペーストするなどが可能になった。また、データベース接続やインターネット接続を共有しながら共同作業を行なうことが可能になり、一個所に開発資源を集めながら世代管理できるようになったという。加えて、システムの状態を見るためのシステム監視ツールにポータル技術を導入し、権限ベースのアクセス管理がシンプルになっているとういう。今回の製品ではカスタムのサービスコンポーネントや関数コンポーネントを開発するためのSDKも提供される。

価格は従来の『ASTERIA R2』でオプション扱いであったXMLデータベース『eXcelon』『Tamino』への接続機能などが標準搭載となった『ASTERIA Server3 Standard Edition』が320万円(1CPU)、“Standard Edition”でオプションとなっている標準搭載した『ASTERIA Server3 Enterprise Edition』が800万円(1CPU)、GUIベース設計環境の『ASTERIA Designer 3』が80万円(1ユーザー)となっており、出荷開始は10月日から。

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