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マクデータ、小規模向けファブリックスイッチとストレージネットワーク管理ソフトを発表

2003年08月05日 21時12分更新

文● 編集部 小板謙次

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マクデータ・ジャパン(株)は5日、ファブリックスイッチとして新たに『Sphereon 4300』を、またストレージネトワーク管理ソフトウェア『SANavigator 4.0』を発表した。

説明にあたったブランドン・ホフ氏説明にあたったブランドン・ホフ()氏(シニア・ストラテジック・マーケティング・マネージャー)
Sphereon 4300
『Sphereon 4300』

『Sphereon 4300』は同社の『Sphereon 4500』の下位バージョンで12ポートのファブリックスイッチ。ソフトウェア・キーで購入分の回路を使用可能にしていく独自の“Flexportテクノロジー”を採用している。SANをはじめて導入するような小規模な企業や部署をターゲットとしており、最初は最小4ポートを導入し、予算に応じてポートを拡張していくことが可能だ。シニア・ストラテジック・マーケティング・マネージャーのブランド・ホフ氏は、今回これらに加えて“Swich on a Chip”という同社の技術をアピールした。これは搭載しているポートをすべて1個のASICで管理する機能で、会場には同様の機能を搭載する最大24ポート対応の『Sphereon 4500』が展示されており中身の基板を公開していた。「他社製品では、4ポートにひとつといった具合にASICが載っておりポートが多くなるとチップの数が増えていくが、弊社の場合は1チップでポート管理をしている。これによりローコストで投入することが可能になっている」とアピールした。



搭載ASIC
搭載ASIC。1チップで全てのポートを管理する。
Sphereon 4500
展示されていた『Sphereon 4500』

また、「ストレージの管理コストは導入コストの3.5倍かかる」と例を挙げた上で、同社のストレージネトワーク管理ソフトウェア『SANavigator 4.0』の特徴を説明した。同製品は現在約8000のデータセンターで使われている管理ツール『EFCM』に加え、他社製品と統合可能なAPIを搭載し、IBM、EMCなどと互換性を持ち異機種のデバイス管理を可能にしているのが特徴。パフォーマンスの監視、プランニングエンジン、アセット管理などのプラグインを搭載することで、デバイス管理からファブリック全体の管理までストレージネットワーク全体の管理が可能となっている。
「グラフィカルなユーザーインターフェースで高度な管理ツールを使うことができる。他のソフトとオープンなコネクションも可能となっているAPIがあるので、複数の製品を管理するのではなく、既存の製品からオープンコネクターを通じてマクデータ製品の管理も可能となる」としている。



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