ボーランド(株)は4日、Microsoft .NET FrameworkとJ2EE/CORBAを統合するミドルウェア『Borland Janeva(ボーランド・ジャネーバ) 1.0』日本語版の提供を開始すると発表した。同製品の開発ライセンスは、『Borland C#Builder Enterprise』に搭載されるほか、同社ウェブサイトより無償ダウンロード可能。
Janevaは、J2EE上に構築されたシステムなどの既存アプリケーションと、Microsoft .NET Framework上で稼働するアプリケーションとの相互接続を可能にするミドルウェア。Microsoft Visual Studio for .NET 2002やBorland C#Builderといった開発環境で利用でき、J2EEやCORBAベースのサーバーアプリケーションと連携する.NETクライアントアプリケーションを開発可能。.NETとの統合の際は、既存のJ2EEアプリケーションやCORBAアプリケーションを書き換えたり、ハードウェアやソフトウェアなどを追加する必要がない。対応OSはWindows Server 2003、Windows 2000 Server、Windows 2000 Professional、Windows XP Professional。
価格は、開発ライセンスは無償、クライアントランタイム運用ライセンス(20ライセンス)が96万円、Borland Enterprise Serverにアクセスする場合のクライアントランタイム運用ライセンス(20ライセンス)が72万円、サーバー運用ライセンスが48万円、Borland Enterprise Serverにアクセスする場合のサーバー運用ライセンスが36万円。