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ソニーマーケティング、インターネット上のストリーミング配信なども楽しめる“プラズマ<ベガ>”を発売

2003年08月04日 16時57分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニーマーケティング(株)は4日、インターネット上のストリーミング配信なども楽しめるBS/110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ“プラズマ<ベガ>”シリーズ『KDE-P50HZ1』、『KDE-P42HZ1』を発表した。

プラズマベガBS/110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ『KDE-P42HZ1』。写真奥が大画面プラズマディスプレー、手前が付属の“パレットディスプレー”

今回発表された2機種は、大画面プラズマディスプレー、BS/110度CSデジタルハイビジョン放送や地上波放送に対応するメディアレシーバー、小型のワイヤレス液晶ディスプレー“パレットディスプレー”で構成される。5GHz帯ワイヤレス規格の無線技術(IEEE802.11a)を採用しており、プラズマディスプレー上でBSデジタルテレビ放送、BSデジタルデータ放送、BSデジタルラジオ放送、110度CSデジタルテレビ放送、110度CSデジタルデータ放送、110度CSデジタルラジオ放送を楽しめるほか、パレットディスプレー上でもワイヤレス伝送されたBSデジタルテレビ放送、110度CSデジタルテレビ放送を観賞できる。

また、パレットディスプレーは、新開発のユーザーインターフェース“エアタクトシステム”を搭載しており、各種操作やプラズマディスプレーとパレットディスプレー間のコンテンツの送受信が行なえる。ユーザーは、パレットディスプレーの液晶画面上で、オーケストラの指揮棒を操るように指先を動かすことで、パレットディスプレーとプラズマディスプレーの画面を切り換えたりできる。

エアタクトシステム
パレットディスプレーのユーザーインターフェース“エアタクトシステム”

“エアタクトシステム”による操作は、“スロウ”“キャッチ”“スワップ”“チャンネル選局”がある。“スロウ”は、パレットディスプレーの画面を手前から上になぞる動作で、これによりパレットディスプレーで視聴中のテレビ番組やインターネットのストリーミング映像などをプラズマディスプレー上に表示できる。“キャッチ”は、パレットディスプレーの画面を手前になぞる動作で、これによりプラズマディスプレー上で視聴中のテレビ番組やストリーミング映像などをパレットディスプレー上に表示可能。“スワップ”は、パレットディスプレーの画面上でV字を描く動作で、これによりパレットディスプレー上で視聴中の番組やコンテンツと、プラズマディスプレー上で視聴中のテレビ番組などを入れ替えることが可能。“チャンネル選局”は、パレットディスプレーの画面を左右になぞる動作で、番組のアップダウンや、メモリースティックに保存されている静止画の表示切り換えが可能。

また、インターネットブラウジング機能により、プラズマディスプレーで放送番組や外部入力等のコンテンツを見ながら、同時にパレットディスプレーでインターネットの閲覧が可能。さらに、プラズマディスプレーの本体操作のほか、他社製を含むDVDやVTR、チャンネルサーバー、AVアンプといった外部AV機器の基本操作を行なえるマルチリモコン機能、プラズマディスプレーとパレットディスプレー上で視聴可能なチャンネル、外部AV機器、インターネットのお気に入りホームページなどを一発選局できるチャンネルリスト機能も搭載する。パレットディスプレー本体にはメモリースティックスロットを装備しており、メモリースティックに記録されている静止画をパレットディスプレー上で再生したり、“エアタクト”を利用して、プラズマディスプレー上に映し出したりすることも可能。

大画面プラズマディスプレーは、統合デジタル高画質システム“ベガエンジン”を搭載しており、地上波放送からデジタルハイビジョン放送まで、入力されるさまざまな映像信号を高品質なデジタル信号に変換し、鮮鋭度の高い高画質映像を実現できるという。また、新開発の高画質技術“ABCP-Advanced Broadband Codec Processor(アドバンスト・ブロードバンド・コーデック・プロセッサー)”により、放送をはじめインターネット上のストリーミング映像を高画質処理し、パレットディスプレーへ伝送できるほか、プラズマディスプレー上でのストリーミング映像の高画質表示が可能。

受信チャンネルは、VHF:1~12ch、UHF:13~62ch、CATV:C13~C35、BSデジタル放送:000~999ch、110度CSデジタル放送:000~999ch。メディアレシーバーユニット部分の入出力端子は、ビデオ入力×3(S2映像入力)、コンポーネント入力×2、AVマルチ(RGB/Y色差)入力、BS/CSビデオ出力(S2映像出力)、i.LINK×3(前面1/背面2)、センター入力、光デジタル音声出力(AAC/PCM出力)、音声出力、サブウーファー出力、ヘッドホン(ステレオミニジャック)、モジュラー(電話回線)2400bps、AVマウス出力、コントロールS出力×2、ネットワーク、付属ワイヤレスアンテナユニット。

プラズマディスプレーの画面サイズは、『KDE-P50HZ1』が50V型(16:9)、『KDE-P42HZ1』が42V型。本体サイズと重量は、『KDE-P50HZ1』が157.3×85.6×10.8cm/53kg、『KDE-P42HZ1』が135.2×72.0×10.2cm/39kg。パレットディスプレーの画面サイズは7V型で、入力端子はDC IN、ヘッドホン(ステレオミニジャック)、本体サイズと重量は28.2×15.7×6.0cm/1.2kg。『KDE-P50HZ1』は10月10日発売で価格が140万円、『KDE-P42HZ1』は9月10日発売で価格が115万円。

なお、今回の『KDE-P50HZ1』と『KDE-P42HZ1』の発売に伴い、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)は、テレビ向けネットワークサービスとして、上記2機種向けに、映像や音楽などのストリーミング配信を中心としたオリジナルブロードバンドポータルサービスを9月10日に開始すると発表した。パレットディスプレーのチャンネルリストから“So-net”を選ぶと、オリジナルのポータルトップページが表示され、同社およびコンテンツ提供事業者によるさまざまな映像や情報を入手できるという。利用料金は無料。

So-netトップページ
プラズマ<ベガ>対応ブロードバンドポータルサービスのトップページ Copyright 1996-2003 Sony Communication Network Corporation

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