(株)メディアヴィジョンは29日、個人情報保護ツール『DELETE MASTER(デリートマスター)』、『DELETE MASTER Personal(デリートマスター パーソナル)』を9月5日に発売すると発表した。
両製品は、ハードディスクなどに残存する情報を消去し、情報漏洩を未然に防止するためのツールで、NSA方式や米国防総省方式、Gutmann方式といったさまざまな完全消去方式をサポートする。Windows上から見える任意のファイルやフォルダーを右クリックで選択するだけで完全消去することが可能で、消去する際に対象ファイルを別のメディアなどに保存できるバックアップ機能も備えている。
また、“Win Native Drive Manager”技術により、Windows上から認識できるすべてのディスク(稼働中のWindowsが存在するディスクを除く)を完全消去できる。USB 2.0やIEEE1394、シリアルATA接続などによる外付けハードディスクやリムーバブルメディアも消去可能。今後新しい周辺機器技術が登場しても、Windowsから直接書き込み可能であれば対応できるという。
さらに『DELETE MASTER』は、CD-ROMから起動し、ハードディスクの内容を完全に消去できるほか、Windows上でシステム消去用の起動FDを作成するツールが付属する。
対応OSはいずれもWindows 95/98/Me/2000/NT4.0/XP。それぞれ通常版(パッケージ版)とダウンロード版が用意されており、価格は、『DELETE MASTER』通常版が1万800円、同ダウンロード版が7800円、『DELETE MASTER Personal』通常版が6800円、ダウンロード版が4800円。
また、『DELETE MASTER』通常版と同じ機能を備え、商用利用が可能な『DELETE MASTERスペシャリストライセンス版』が3万5000円、5枚のメディアを同梱する『同5パック』が9800円、10枚のメディアを同梱する『同10パック』が16万8000円。『DELETE MASTER』とバックアップソフト『BACKUP MASTER eXPert』をセットにした『DELETE MASTERセキュリティキャンペーン版』が1万4800円。