エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)と日本アイ・ビー・エム(株)は28日、IP電話とグループウェアを連携させるユニファイドメッセージ(※1)システムの開発と提供について提携したと発表した。
※1 電子メール、音声メッセージ、ファクスなど、従来別々に伝達されていた情報を統一的に取り扱う仕組み(機能)今回の提携により両社は、NTT Comの企業向けIP電話サービス“.Phone IP Centrex”と日本IBMが構築するユニファイドメッセージシステムを接続し、日本IBMのグループウェア『Lotus Notes』上で音声と電子メールを統合するシステムを開発、提供する。これによりユーザーは、PBX機能を備えたIP電話サービスと、音声メッセージをNotesメールとして統一的に取り扱うユニファイドメッセージシステムを短期に低コストで導入できるという。
提携ソリューションの概要 |
ユニファイドメッセージシステムの開発において、NTT Comは、“.Phone IP Centrex”およびデータ通信/IPネットワーク(e-VLAN、Arcstar IP-VPN、OCN)の各サービスを提供するほか、ユニファイドメッセージシステムと接続するための機能を開発する。日本IBMは、ユニファイドメッセージシステムの設計/構築/運用(アウトソーシング)の各サービス、およびIP電話とユニファイドメッセージの基盤となる音声/データ統合ネットワークの設計/構築/運用(アウトソーシング)の各サービスを提供する。
両社は8月にパイロットユーザーでのサービスを開始し、10月に一般サービスを開始するとしている。