日本ユニシス情報システム(株)、グローバルソリューション(株)、丸紅テレコム(株)は28日、各社のインターネットサービスを統合することで合意したと発表した。
今回の合意により、グローバルソリューションが運営する“ゲートウェイネット”と“VECCEED(ヴェクシード)”、丸紅テレコムが運営する“famille(ファミール)”を日本ユニシス情報システムに営業譲渡し、日本ユニシス情報システムが運営する“U-netSURF(ユーネットサーフ)”に9月1日付けで統合するという。
この統合により、“U-netSURF”は会員規模を拡大すると共に、情報発信ポータルサイト“どりまぐ.com”やデジタルコミックサイト、インディーズミュージックサイトなどのコンテンツビジネスの充実に取り組むという。また、グローバルソリューションにネットワークを集約することで、広帯域ネットワークを構築し、ISP事業のサービスレベル強化を図るとしている。
“ゲートウェイネット”の利用会員については、“U-netSURF”への統合後も当面は現行サービスを利用できるが、できる限り早期に“U-netSURF for GW”へのサービス移行を図るという。
“VECCEED”の利用会員は、“U-netSURF”への統合後も現行サービスを利用できるが、一部接続方法の設定変更が必要となる。
“famille”利用会員については、“U-netSURF”への統合後もサービスに変更はない。
今後グローバルソリューションは、日本ユニシス情報システムのISP事業の基盤となるバックボーン管理を一括で提供するなど、通信事業者/法人向けのIPベースのネットワークサービスに注力すると共に、従来のインターネットVPNサービス、インターネット上流接続サービス、IP電話サービスなどを合わせて提供することで事業を強化する。
また、丸紅テレコムは、ISP事業で培ったサービスのノウハウや、通信サービスの販売事業基盤を生かし、システム事業やコミュニケーションサービス事業を展開するとしている。