ニフティ(株)は24日、ネット商品専用検索サービス“ショッピングサーチ”に関する事業を分離独立させ、三井物産(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)の資本参加を得て、“コマースリンク株式会社”(Commerce Link Inc.)を18日付けで設立したと発表した。
ニフティは、三井物産の子会社である(株)キュリオシティと、ソニーコミュニケーションネットワークとともに、利用者の視点で広範囲の店舗の商品を横断的に検索する“購買支援型”のサービスとして、“ショッピングサーチ”を推進してきており、今回、ショッピングサーチ関連事業の拡大を目指すため、新会社を設立するもの。代表取締役社長には春木博氏が就任。所在地は東京都大田区大森北1丁目2番3号 大森東海ビル7階。資本金は1億9000万円で、出資比率はニフティが60.5％、三井物産が22.6％、ソニーコミュニケーションネットワークが11.6％、そのほか5.3％となる。社員数は設立時7名。eコマース事業者向けに検索エンジンをカスタマイズして提供するほか、検索結果のページに広告を配信する広告配信事業(Paid Listing)、モール運営/決済サービスの代行や、店舗検索システムの販売なども行なうとしている。
新会社の設立に合わせて、サービスの名称も“ショッピングサーチ Aladdin(アラジン)”に変更する。なお、6月末の時点で、店舗数1850、登録商品数60万点の検索が行なえるとしており、2004年3月には店舗数3000、登録商品数が100万点に増える見込みという。
