[司会]
今回の作品を観ての感想は?
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長澤奈央。今年の4月までテレビ朝日系列の『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演。現在、NHKスペイン語会話に生徒役として出演中。ラジオや雑誌でも活躍し、8月6日に1stアルバム『Trip Lip』を発売、8月18日には東京・中野サンプラザでのライブを行なう |
[長澤]
(今回の作品は)47分という短い時間のなかに色んなものが詰まっていて…、正直、自転車のレースを見るのもはじめてだったんです。好きなシーンは、ペペがレースの途中、闘牛の看板の影になった時、「なんだお前か」とつぶやくシーン。地元ならではの感じがとても出てて好きなところです。
[高坂]
アンダルシアにロケ取材に行った時にあの看板があって…
[長澤]
本当にあんな大きいのがあったんですか?
[高坂]
そうですよ。オズボーン社のシェリー酒の看板なんですけど。
[司会]
長澤さんもスペインから丁度帰ってきたばかりなんですよね。どのへんに行かれたんですか?
[長澤]
アンダルシアです。すごい奇麗なところで、想像してたより奇麗でしたね。色彩も全然違う。空も雲ひとつないですよね
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高坂希太郎。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などの作画監督。キャラクターデザイン・作画監督に『MASTERキートン』などがある |
[高坂]
ロケで行った時は暑かったですよ。40度くらいで、湿度が低くて
[司会]
長澤さんはスペイン語は話せるようになりました?
[長澤]
(笑)これからもっと勉強しないとダメですね。監督はスペイン語話せるんですか?
[高坂]
いや、全然話せないですよ。現地では英語も通じないんですよね
[長澤]
監督はレースのほうはどうなんですか?いつぐらいからやってるんですか?
[高坂]
もう7年前くらいになりますね。今度、鈴鹿ロードというのに出るんですけど
[司会]
よく業界では自転車のアニメーションは難しいと言われてますが
[高坂]
やっぱり自転車1台描くのもすごい難しいと思うんですよ。それで人を動かすっていうのも難しいんですね。今回はその2つが合体してますんで、倍以上難しかったんです。しかもレースなんで、自転車何十台も描かなきゃならないし、チームもカラフルなウェア着てますよね。だから描くのも塗るのも大変
[長澤]
自転車って身近にあるものなんで何が大変かと思ってたんですけど(笑)
[司会]
長澤さんは声優とか興味ないんですか?高坂さんのアニメーションで声をやってみるとか?
[長澤]
そうですね。やってみたいですね。以前、ハリケンジャーという番組に出演してたんですけど、アフレコをやってたので結構得意かなと思ったり
[高坂]
そうなんですね
[長澤]
そうなんです。オールアフレコなんですよ。アニメの声に合わせるより自分の口に合わせるほうが難しいですね(笑)
[司会]
監督は今回の作品で声優さんをどういう風に選んだんですか?小池(栄子)さんなんかは小池さんっぽく聞こえてなかったりするんじゃないかなと思ったんですけど
[高坂]
小池さんに関しては、なかなか潔い男気にある感じでサッパリしたところがぴったりだなと思いました。主役の大泉さんも以前から番組見ててファンだったんですよ。北海道では地元に根付いた活躍をしてらっしゃるので、この作品にはぴったりと思ってました
[司会]
今回の女性のキャラクターの気持ちってすごく複雑じゃないですか。そんな気持ちわかります?
[長澤]
(笑)私は分からないですね。何があったのかすごい気になりましたけど。
[高坂]
いろんな方にそれぞれの気持ちで見ていただきたいですね
[司会]
今、メッセンジャーに参加している方から質問があったんですけど、「好きな選手やチームは?」と
[高坂]
チームテレコム贔屓で、ビノクロフという選手のファンですね。
[司会]
今後の予定は
[高坂]
今は、スタジオジブリで宮崎さんの来年の夏の作品を手伝っています。ですから、今日はさぼってきたんですけど(笑)。今回も、自転車の作品をどうしてもやりたかったというわけではなくて、本当にめぐり合わせみたいなものがあって…。宮崎さんがこういう原作があるんだと見せてくれたのがきっかけだったんで。だから、気持ちはニュートラルな状態でいて、何かめぐりあわせやきっかけがあればやっていきたいですね
[長澤]
世代的にいろんなアニメをみてきたんですけど、本当に大人が観て面白いものになってるなと思います。ちょっと質問してもいいですか?宮崎監督からは、他にはどんな本を読めっていわれるんですか
[高坂]
面白くないと題名忘れちゃうんですけど…でも、『耳をすませば』も薦められたひとつでしたね
[司会]
また、メッセンジャーからの質問なんですが「アニメ業界で長くやっていく秘訣は?」
[高坂]
忍耐ですね(笑)
[司会]
それはもともとご自身が持ってたものなんですか?
[高坂]
いや、やっぱり身に付いたものじゃないですかね。途中で辞めめたくなって違うバイトとかやったりしたんですけど、結局、そっちの方が大変で(笑)。この業界で割り切ってしまえば稼げるかなと…、ある種ふっきれて、違う面の面白さがでてきたり…
[司会]
長澤さん、今女優やられてて、迷いはあります?
[長澤]
まだないですね(笑)。今は役者のほかにスペイン語だったりラジオだったり色んなことをやらせていただいているので、これからももっと色々身に付けていきたいですね
[司会]
さっき長澤さんの曲が流れてましたけど、収録は?
[長澤]
すごい楽しかったですね。
[司会]
今度は中野サンプラザでライブをやるんですよね
[長澤]
まだ人前で歌ったことも踊ったこともないんですけど、楽しいライブにしたいです。
[司会]
質問がきてますね。「いままでのグランツールで一番思い出深いものを教えてください」
[高坂]
グランツールですか…ありすぎてコレというのは…。う~ん、一昨年のイタリアかな?ジルベートシモーニとペレスという選手が山岳コースで逃げてたんですけど、そこで大差をつければシモーニの勝ちが有力になるというステージだったです。でも最後、あえて長く一緒に走ってくれたペレスにシモーニが優勝を譲ったというレースですね
[司会]
最後にそれぞれの作品についてピーアールを
[長澤]
8月6日に出るアルバムは元気な感じになってるんですけど、バラードからトランスからいろんなジャンルを歌ってますのでもっと長澤奈央を知ってもらいたいです。
[高坂]
今回の作品を是非面白いと感じてもらえたらうれしいですね