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松下、DVD-RAM書き込みが3倍速の内蔵型ドライブ『LF-M621JD』などDVD MULTIドライブ2モデルを発売

2003年07月22日 16時59分更新

文● 編集部 栗山博行

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松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は22日、3倍速のDVD-RAM書き換え/読み出しに対応したDVD MULTIドライブの内蔵型『LF-M621JD』と、USB 2.0接続の外付け型『LF-M660JD』の2モデルを発表した。

『LF-M621JD』『LF-M660JD』
外付け型ドライブ『LF-M660JD』(左)と内蔵型ドライブ『LF-M621JD』(中央)、3倍速DVD-RAMメディア(右)

発売日はM621JDが8月23日、M660JDが9月13日。価格はオープンプライス(編集部による推定小売価格は、M621JDが3万円前後、M660JDが3万5000円前後)。同社では、2003年度の記録型DVDドライブの需要を2002年度(実績で540万台)の約3倍、1800万台と予測しており、M621JDの月産台数は2万台、M660JDの月産台数は1万5000台を予定するという。対応OSは、Windows 98(M621JDのみ)/98 SE/Me/2000 Professional/XP。

M621JDは、3倍速の書き換え/読み出しに対応したDVD-RAM方式の新規格“DVD-RAM Version 2.1/3X-SPEED DVD-RAM Revision 1.0”に準拠する内蔵型DVD MULTIドライブ。3倍速の書き換え/読み出しは対応メディアのみに行なえ、従来の2倍速メディアに対しては3倍速の読み出しを行えないという(逆に、2倍速のDVD-RAMドライブで3倍速のメディアに書き込んだ場合は、M621JDから3倍速で読み出せる)。

従来モデルの『LF-D521JD』と比較した場合、DVD-RAMメディアへの書き換え/読み出しが2倍速から3倍速に高速化されたほか、DVD-Rメディアへの書き込みも2倍速から4倍速に向上した。DVD-RWの書き換えは等速で、CD-R書き込みは12倍速、CD-RW書き換えは8倍速、DVD-ROM読み出しは12倍速、CD-ROM読み出しは32倍速。バッファー容量は2MBで、インターフェースはATA/ATAPI 5またはATAPI 6(IDE)。ソフトウェアとして、ビデオ編集ソフト『DVD-MovieAlbumSE 3』、(株)ビー・エイチ・エー製のCD/DVDライティングソフト『B's Recorder GOLD5 BASIC』、パケットライティングソフト『B's CLiP5』、インタービデオジャパン(株)製のDVD再生ソフト『WinDVD 4』などが付属する。本体サイズは幅146×奥行き196×高さ41.3mm、重量は約1.1kg。

M660JDは、M621JDと同じドライブを搭載した、USB 2.0(Hi-Speedモード対応)/1.1接続に対応した外付け型のDVD MULTIドライブ。付属ソフトウェアはM621JDと同一で、本体サイズは幅176×奥行き249×高さ53.5mm、重量は約1.7kg。消費電力は約14W。

また同社では、3倍速記録に対応したDVD-RAMメディア7製品を、8月9日から順次発売することも発表した。価格はオープンプライスだが、現行製品よりもおおむね100~200円高くなる見込みだという。2倍速メディアについては、当面は生産を続け市場の動向を見ながら対応を考えたいとした。

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