キューブ型ベアボーンPC「TiPO」 | 最大の特徴は、やはり開閉式のドライブベイを採用しているところ |
星野金属工業から、ドライブベイが開閉式のキューブ型ベアボーンPC「TiPO」が明日から発売される。この製品は、以前完成品のPCとして販売されたが、今回のようにベアボーンPCとしての販売は初めてとなる。
ドライブ本体のボタンを押すように裏で工夫されている | 装備しているベイフレームも取り外し可能 | |
側面に用意された穴を利用して、ケーブルの取りまわしを考慮した | 底面に貼られた振動防止のシートは電磁波も軽減する働きもある |
最大の特徴は、やはり開閉式のドライブベイを採用しているところだ。キューブ型ベアボーンPCで採用されるのはおそらく初めてで、これにより光学ドライブのベゼルの色を気にせず選択できるのは、大きな利点といえるだろう。ケース前面には、ドライブのボタンを含めLED、電源ボタンなどが一列にならんでいる。なおドライブのボタンは中央に付いているが、本体のボタンを押すように裏で工夫されている。
デザインもすっきりとしたスタイリッシュなこの製品だが、内部にも新しい工夫がなされている。例えば、IDEケーブルや電源ケーブルが側面に用意された穴を利用して、接続可能になっている。これにより、CPUファンなどに干渉する恐れがなくなり、排熱効率も上げられるようだ。またケース内部の各所にはショック吸収用のゴムが配置されているほか、装備しているベイフレームも取り外し可能になっている。
そのほかの仕様は、3.5インチシャドウベイが2装備されているほか、電源はACHME製200Wを搭載し背面には80mm(SF80)の排気用ファンが標準で付いている。
ラインナップは、採用するマザーボードにより3種類が用意されている。マザーは全てShuttle製で“i865GE(ICH5)”搭載の「FB61」を採用した「TiPO 800i」、“i845GE(ICH4)”搭載の「FB51」を採用した「TiPO 533i」、“NForce2(IGP+MCP-T)”搭載の「FN41」を採用した「TiPO 333a」となる。カラーラインナップは、それぞれのモデルにブラック、シルバーメタリック、ホワイトパールマイカがある。ちなみに今回取材したTSUKUMOeX.では「TiPO 800i」のみの取り扱いとなり、価格はブラックとシルバーが5万1799円、ホワイトパールマイカが5万2799円となっている。その他のモデルの価格は、星野金属工業の予価によると「TiPO 533i」のブラックとシルバーが4万1800円、ホワイトパールマイカが4万2800円となり「TiPO 333a」がラックとシルバーが4万8800円、ホワイトパールマイカが4万9800円となっている。発売は明日18日からで、TSUKUMOeX.のほかTWOTOP秋葉原本店、BLESS秋葉原店、サトー無線PCisland、クレバリーなどで販売される予定だ。
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