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【第5回 データストレージEXPO Vol.6】 ソニーブースは、容量23.3GBの次世代光ドライブなどを展示

2003年07月09日 22時49分更新

文● 編集部 栗山博行

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ソニー(株)は、4月8日に発表した青紫色レーザーを利用して片面に23.3GBのデータを記録できる内蔵型の12cm書き換え/追記型光ディスクドライブ『BW-F101』と、初公開となる同ドライブの外付けモデルなどを出展した。

片面23.3GB記録の光ディスクドライブの外付けモデル(参考出展)青紫色レーザーとDVD+RWの違いなどを解説するステージ

ロードマップによると、青紫色レーザードライブは2年ごとに容量を23.3GB、50GB、100GBと増大させる予定で、防塵のためシャッター部を2重化するなど企業向けストレージデバイスとして設計しているという。

ソニーブースではそのほかに、高速なHDDを搭載したファイルサーバーと通常のHDDを組み込んだファイルサーバー、テープライブラリーを1つのラックに組み込んだ『Virtual Network File Server』や、2.5インチHDDを使ったポータプルHDDメディア『GIGA VAULT(ギガボールト)』などを展示していた。

『Virtual Network File Server』『Virtual Network File Server』

Virtual Network File Serverは、コストパフォーマンスの向上を目的に、性能と価格の異なる3つのストレージを1台のラックに組み込んだファイルサーバー。容量は1.5TBから6TBまで設定可能。高速なHDDのみで構成された他社の同容量の製品と比較して1/3程度の価格で、年内に発売を予定する。複数のラックにまたがったストレージの管理には対応しないため、部門のファイルサーバーなどの用途に向けた製品だという。

『GIGA VAULT』
『GIGA VAULT』

GIGA VAULTは、40GBの2.5インチHDDを搭載した製品で、持ち運びを前提として設計されている。インターフェースはUSB 2.0。USBのバスマスター駆動には対応していない。国内販売は未定だが、米国ではクレードルとセットで300ドル前後、HDD部のみだと250ドル前後で売られているという。

担当者から一言

中島光輝氏
ソニーエレクトロデバイスマーケティング本部ITマーケティング部門ペリフェラル部PSマーケティング1課係長の中島光輝氏

青紫色レーザードライブを担当していたソニーエレクトロデバイスマーケティング本部ITマーケティング部門ペリフェラル部PSマーケティング1課係長の中島光輝氏によると、「内蔵型の『BW-F101』の発売は10月、外付けモデルの発売は来年1月に予定しています。容量はDVDの5倍となる23.3GBで、インターフェースにはUltra 160 LVD/SE SCSIを採用、転送速度は9MB/秒という高スペックです。また、企業向けということで、故障防止や耐久性向上、エラー低減などの仕組みも充実しています」とのことだ。

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