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VIAの新チップ“KT600”搭載マザーボードが2社から発表に

2003年07月08日 19時00分更新

文● 編集部 小板謙次

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『GA-7VT600 1394』
『GA-7VT600 1394』

日本ギガバイト(株)は、台湾VIA Technologies社のAthlon XP向け新チップセット“VIA Apollo KT600”(以下、KT600)を搭載したマザーボード『GA-7VT600 1394』『GA-7VT600-L』の2製品を発表した。KT600はVIA Technologiesが5月に発表したAthlon XP対応のチップセットで、ノースブリッジ『KT600』とサウスブリッジ『VT8237』で構成される。従来の“VIA Apollo KT400A”との主な違いは、ノースブリッジがFSB400MHzに対応した点、サウスブリッジ(VT8237)がSerial ATAをサポート、USBが6個から8個サポートとアップした点などが挙げられる。メモリはDDR266/333/400対応、533MB/秒の8X V-Link(ノースブリッジとサウスブリッジ間)などに変更はない。

『GA-7VT600 1394』はATXフォームファクターのマザーボードで、拡張スロットはAGP×1、PCI×5。メモリーソケットは3本(最大3GB)搭載する。このほか、IEEE1394×2、10/100BASE-TX×1、USB 2.0×8(4本はブラケット)といった各ポートほか、Serial ATA×2ポートを基板上に搭載し、RAID 0、RAID 1機能をサポートする。また、同社の製品ではおなじみとなったBIOS保護機能“DualBIOS”も採用している。発売は7月下旬といなっており、価格は未定。一方の『GA-7VT600-L』はローエンド向けの製品で、拡張スロットはAGP×1、PCI×5、メモリーソケットは3本となっている。8日現在、同製品のサウスブリッジは『VT8237』か『VT8235CE』が採用されることになっているが、同社広報によると日本市場向けには“VT8237”が採用される可能性が高いとのこと。IEEE1394、Serial ATA、RAIDには対応しない。またUSB 2.0は6本(4本はブラケット)となる。

また、台湾Albatron社(代理店、アスク(株))もVIA Apollo KT600チップセット搭載マザーボード『KX600 Pro』を発表した。こちらはAGP×1、PCI×5といた拡張スロットのほかメモリーソケットを3本搭載。USB 2.0×6(4本はブラケット対応)も搭載する。また米スリーコム(3Com)社製LANチップを搭載し10/100BASE-TXをサポートする。Serial ATAは搭載しない。価格は1万3000円前後。



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