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【NetWorld+Interop 2003 Tokyo Vol.12】IPv6でサーバー管理も変わる? ──日本HP、IPv6対応『HP OpenView』のデモを展示

2003年07月04日 21時45分更新

文● 編集部 阿蘇直樹

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日本ヒューレット・パッカード(株)(日本HP)は、IPv6対応機器やサービスの展示ブース“IPv6 ShowCase”でサーバー管理ソフト『HP OpenView Network Node Manager 6.4』に、レイヤー2のネットワーク構成までを視覚化するモジュール『Network Node Manager Extended Topology 2.0』を組み込み、モバイルIPv6で接続先セグメントの機器を管理するデモを行なっていた。

日本HPブースのデモシステム。管理ノードはLinuxをインストールしたノートパソコンを利用し、『Netscape 7.0』に情報を表示していた。「IPv6にきちんと対応しているブラウザーがNetscapeとMozillaしかなかったので、今回はLinuxでデモをしています」とのこと
日本HPブースのデモシステム。管理ノードはLinuxをインストールしたノートパソコンを利用し、『Netscape 7.0』に情報を表示していた。「IPv6にきちんと対応しているブラウザーがNetscapeとMozillaしかなかったので、今回はLinuxでデモをしています」とのこと

『HP OpenView Network Node Manager 6.4』は、ネットワーク構成やMIB(Management Information Base、ネットワーク機器の種類や性能に関する情報)、障害情報などを収集、管理するソフトウェア。『Network Node Manager Extended Topology 2.0』と組み合わせることで、OSPF(Open Shortest Path First、ルーターの経路選択プロトコル)やHSRP(Hot Standby Router Protocol、シスコシステムズ(株)のルーターの多重化のためのプロトコル)、VLAN、IPv6などのサポートが可能になる。

ブースでは、Linuxベースの管理端末をモバイルIPv6ノードとし、アクセスポイントを移動するごとに、そのアクセスポイントが含まれるセグメントの機器情報を切り替えて表示するというデモが行なわれていた。

デモシステムの概要。『HP-UX 11i』上で稼働している『HP OpenView Network Node Manager 6.4』の情報をウェブサーバーで取得し、ページを生成する。ウェブサーバーはノードの接続元IPアドレスに応じて適切なコンテンツを送るように設定されている ネットワークを表示してみたところ。ブラウザー左上にはセグメントの名前、右上には当該セグメントに設置されたサーバーのCPU負荷やトラフィック情報などを表示している
デモシステムの概要。『HP-UX 11i』上で稼働している『HP OpenView Network Node Manager 6.4』の情報をウェブサーバーで取得し、ページを生成する。ウェブサーバーはノードの接続元IPアドレスに応じて適切なコンテンツを送るように設定されているネットワークを表示してみたところ。ブラウザー左上にはセグメントの名前、右上には当該セグメントに設置されたサーバーのCPU負荷やトラフィック情報などを表示している

日本HP テクニカルサポート統轄本部 第二フィールドサポート本部 第三システム部の小熊敬太氏は、「データセンターのシステム管理者が自分中心のトポロジーマップを利用できないかと考え、このデモシステムを用意した。モバイルIPv6はデータセンターのように限定された空間で、自分の位置情報にあわせたコンテンツを生成するといったソリューションに非常に向いているのではないか」と今回のデモについて説明した。

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