【NetWorld+Interop 2003 Tokyo Vol.11】シスコシステムズ、“Catalyst 6500”シリーズの新システムなどを出展
2003年07月04日 17時02分更新
シスコシステムズ(株)は、同社のマルチレイヤースイッチ“Catalyst 6500”シリーズ用の新型プロセッサーエンジン『Supervisor Engine 720』や、同シリーズ用の10Gigabit Ethernet(10GbE)インターフェースモジュールなどを出展していた。
新型プロセッサーエンジン『Supervisor Engine 720』。各インターフェースモジュールとはシャーシのバックプレーンで40Gbpsで接続される | 4ポート10GbEインターフェースモジュール。『Supervisor Engine 720』がこのモジュールに対応するのは夏から秋頃になるそうだ |
『Supervisor Engine 720』は4月に発表され、6月から出荷されている製品。既存の“Catalyst 6500”シリーズのシャーシおよびインターフェースをサポートし、新たに720Gbpsのスイッチファブリックを搭載したほか、ハードウェアによるIPv6やMPLS(Multi-Protocol Label Switching)、NATサービスサポートなどが追加されている。
また、10GbEインターフェースモジュールは、『Supervisor Engine 720』の720Gbpsスイッチファブリックと40Gbpsで接続される。2ポートモデルと4ポートモデルが提供されるが、展示されているのは4ポートモデルとなる。『Supervisor Engine 720』がこのモジュールに対応するのは「夏から秋頃」(シスコシステムズ(株)マーケティング アドバンストテクノロジー本部 ネットワークソリューション部 部長代理の杉江智之氏)になるという。
“Catalyst 6500”シリーズのロードマップ。『Supervisor Engine 720』でスイッチファブリックの性能向上やIPv6対応、セキュリティー機能の強化が行なわれている |
そのほか、“Catalyst 6500”用のファイヤーウォールサービスモジュールやVPNサービスモジュールなどを出展。「いずれもハードウェアベースなので高速なことと、ルーター用OS“IOS”の操作を覚えてしまえば一括で管理できるという管理性の高さが特徴」(杉江氏)とのことだ。
“Catalyst 6500”シリーズ用ファイヤーウォールモジュール | こちらは“Catalyst 6500”シリーズ用VPNモジュール。ファイヤーウォールモジュールとともに、ハードウェアで処理を行なうのが特徴だという |