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三菱、データウェアハウス専用サーバー『DIAPRISM』シリーズの新モデルを発売

2003年07月03日 20時19分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は3日、大量データの蓄積と分析を行なうためのデータウェアハウス専用サーバー『DIAPRISM』シリーズの新モデルを8月7日に発売すると発表した。価格は780万円から。同時に、関連ソフトウェアのデータ統合ソフトウェア『DIAPRISM Gateway for Informatica PowerCenter』を8月25日に発売すると発表した。価格は600万円から。流通/製造/通信/金融の各分野を主な対象として販売する。

DIAPRISM 『H4Ra』
DIAPRISM 『H4Ra』

『DIAPRISM』の新モデルのラインアップは、ミドルタワー型のエントリーモデル『E1Fa』、ラックマウント型(1Uサイズ)のエントリーモデル『E1Ra』、ミドルタワー型のミッドレンジモデル『M2Fa』、ラックマウント型(2Uサイズ)のミッドレンジモデル『M2Ra』、ラックマウント型(4Uサイズ)のハイエンドモデル『H4Ra』の計5モデル。

『E1Fa』はXeon MP-2.8GHz×1、米ServerWorks社製のServerWorks GC-LEチップセット、512MBのメモリー、73.4GB×1のHDD(毎分1万5000回転)を搭載する。メモリーは最大4GB、HDDは最大440.4GB(73.4GB×6)まで拡張可能。拡張スロットは64bit PCI-Xスロット×4(空き4)を装備し、ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-T×1、10/100BASE-TX×1を装備する。アプリケーションとして『DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート』(1CPU版)が付属する。価格は780万円から。

『E1Ra』はXeon MP-2.8GHz×1、ServerWorks GC-LEチップセット、512MBのメモリー、73.4GB×1のHDD(毎分1万5000回転)を備える。メモリーは最大6GB、HDDは最大220.2GB(73.4GB×3)まで拡張可能。拡張スロットは64bit PCI-Xスロット×2(空き2)で、ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-T×2を装備する。『DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート』(1CPU版)が付属する。価格は780万円から。

『M2Fa』はXeon MP-3.06GHz×2、ServerWorks GC-LEチップセット、512MBのメモリー、73.4GB×4のHDD(毎分1万5000回転)、RAIDカード(Ultra320 SCSI、RAID 2チャネル)を搭載する。メモリーは最大6GB、HDDは最大734GB(73.4GB×10)まで拡張可能。拡張スロットは64bit PCI-Xスロット×3(空き2)と、32bit PCI-Xスロット×3(空き3)を装備する。ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-T×2を装備する。冗長ファンと冗長電源も標準で装備する。『DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート』(2CPU版)が付属する。価格は1250万円から。

『M2Ra』はXeon MP-3.06GHz×2、iE7501チップセット、512MBのメモリー、73.4GB×4のHDD(毎分1万5000回転)、RAIDカード(Ultra320 SCSI、RAID 2チャネル)を備える。メモリーは最大6GB、HDDは最大734GB(73.4GB×10)まで搭載可能。拡張スロットは64bit PCI-Xスロット×6(空き5)を装備し、ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-T×2を装備する。冗長ファンと冗長電源も装備する。『DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート』(2CPU版)が付属する。価格は1250万円から。

『H4Ra』はXeon MP-2.0GHz×4、ServerWorks GC-HEチップセット、1GBのメモリー、146.5GB×5のHDD(毎分1万回転)、RAIDカード(Ultra320 SCSI、RAID 2チャネル)を搭載する。メモリーは最大12GB、HDDは最大732.5GB(146.5GB×5)まで拡張可能。拡張スロットは64bit PCI-Xスロット×6(空き5)で、ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-T×1、10/100BASE-TX×1を装備する。冗長ファンと冗長電源も装備する。『DIAPRISMビジネスインテリジェンススイート』(4CPU版)が付属する。価格は1990万円から。

全モデルとも、プレインストールOSはWindows 2000 Server。サイズと重量(最大)は『E1Fa』が幅292.1(スタビライザー込み)×奥行き681×高さ433mm/35kg、『E1Ra』が幅483×奥行き614×高さ44mm(フロントベゼル実装時は幅483×奥行き660×高さ44mm)/25kg、『M2Fa』が幅321(スタビライザー込み)×奥行き682×高さ447mm/44kg、『M2Ra』が幅483×奥行き613×高さ88mm(フロントベゼル実装時は幅483×奥行き660×高さ88mm)/25kg、『H4Ra』が幅483×奥行き711×高さ178mm(フロントベゼル実装時は幅483×奥行き756×高さ178mm)/35kg。電源は全モデルともAC100Vで、最大消費電力は『E1Fa』が465W、『E1Ra』が290W、『M2Fa』が520W、『M2Ra』が390W、『H4Ra』が800W。

新モデルでは、検索集計性能が最大2.2倍(従来比)と従来モデルよりも基本性能が向上したという。また、GUI画面上で操作を行なえる、基幹業務システムから分析用データベースにデータを取り込むまでの『データステージング』機能を標準搭載した。Excel上で非定型分析を行なうOLAPソフトウェア『DIAOLAP for Microsoft Excel』を標準バンドルした(1ライセンス)。同社のETL(Extraction, Transformation and Loading)製品『三菱データ・インテグレーションハブ PowerCenter6』を既に導入しているユーザーが『DIAPRISM』を追加導入する場合、今回同時に発表したデータ統合ソフトウェア『DIAPRISM Gateway for Informatica PowerCenter』を導入することにより、中間ファイル経由でのデータ受け渡し処理が不要となるという。

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