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東芝、最薄部14.8mmの個人向けB5ファイルサイズノート『dynabook SS S8』など3製品を発売

2003年07月03日 15時22分更新

文● 編集部 内田泰仁

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(株)東芝は3日、ノートパソコン“dynabook”シリーズの新製品として、個人向けの『dynabook SS S8』および『dynabook V8/513LMEW』と、企業向けの『dynabook SS 2110 DS10L/2』を発表した。

『dynabook SS S8』

『dynabook SS S8』は、CPUに超低電圧版Pentium M-1GHz、チップセットにIntel 855GM(グラフィックスアクセラレーター機能内蔵)を採用したB5ファイルサイズのノートパソコン。ラインナップは、IEEE802.11b準拠の『Intel PRO/Wireless 2100』による無線LANとIrDA1.1準拠の赤外線通信ポートを搭載する『dynabook SS S8/210LNKW』、無線LAN機能を持たないがTypeIIのCFカードスロットを搭載する『dynabook SS S8/210LNSN』(『Microsoft Office XP Personal』プレインストール)と『dynabook SS S8/210LNLN』(Officeなし)の全3製品。『dynabook SS S8/210LNKW』のみ“インテルCentrinoモバイル・テクノロジ”に対応する。外観は前モデルの『dynabook SS S7』のデザインを踏襲し、薄型ボディとブラック基調のカラーリングを持つ。

このほかのスペックは、メモリーがPC2100対応のDDR SDRAMで256MB、HDDは40GB(Ultra ATA/100接続)、USB 2.0×3(『dynabook SS S8/210LNKW』のみ2ポート)、TypeIIのPCカードスロット×1とSDメモリーカードスロット×1を搭載する。液晶ディスプレーには、12.1インチの低温ポリシリコンTFT液晶を採用し、表示解像度は1024×768ドット、表示色数は1677万色。V.90対応の56kbpsモデムと10/100BASE-TXのLANを装備する。バッテリーはリチウムポリマーで、バッテリー駆動時間は約2.8時間(JIETA測定法1.0による)。オプションの“中容量バッテリパック”(オープンプライス、編集部による予想実売価格は1万5000円前後)を使用した場合は約5.9時間、“大容量バッテリパック”(オープンプライス、編集部による予想実売価格は3万円前後)の場合は約8.5時間の駆動が可能になるという(いずれもJIETA測定法1.0による)。本体サイズは全機種共通で、幅286×奥行き229×高さ19.8mm(最薄部14.9mm)、重量は約1.09kg。

プレインストールのOSは、『dynabook SS S8/210LNKW』がWindows XP Professional SP1、『dynabook SS S8/210LNSN』と『dynabook SS S8/210LNLN』がWindows XP Home Edition SP1。プレインストールまたは本体に付属する(別途セットアップが必要)ソフトとしては、路線検索ソフト『駅すぱあと』や、英日/日英翻訳ソフト『The 翻訳インターネット V7.0 LE』、ウィルスチェックソフト『Norton AntiVirus 2003』、LANケーブルや無線LANの接続を自動認識してウェブブラウザーなどの設定も自動で切り替える東芝オリジナルのユーティリティ『ConfigFree V2.0』が用意されている。

発売予定日は7月18日。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格は、『dynabook SS S8/210LNKW』が23万円前後、『dynabook SS S8/210LNSN』が23万円前後、『dynabook SS S8/210LNLN』が21万円前後。

『dynabook V8/513LMEW』

“インテルCentrinoモバイル・テクノロジ”搭載の『dynabook V8/513LMEW』は、CPUにPentium M-1.30GHz、チップセットにIntel 855PM、無線LANモジュールとしてIEEE802.11b準拠の『Intel PRO/Wireless 2100』を採用した光ディスクドライブ内蔵のA4サイズノートパソコン。筐体全体が濃紺色で統一されていた前モデル『dynabook V7』シリーズから本体カラーが一部変更され、キーボードとパームレストを取り囲む周辺部分がシルバーになり、デザインにワンポイントのアクセントが加えられている。

メモリーはPC2100対応のDDR SDRAMで256MB、HDDは40GB(Ultra ATA/100接続)、ビデオチップにはATI MOBILITY RADEON 9000(ビデオメモリー32MB)を採用し、液晶ディスプレーは15インチカラーTFTで1024×768ドット/1677万色表示、光ディスクドライブには、CD-R書き込み10倍速、CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速、DVD-ROM読み出し24倍速のCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブを搭載する。インターフェースは、USB 2.0×3、IEEE 1394×1、TypeIIのPCカードスロット×1、SDメモリーカードスロット×1、S-Video出力×1。前述の無線LANのほか、V.90対応の56kbpsモデムと10/100BASE-TXのLANを備える。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は約5時間(JIETA測定法1.0による)。本体サイズは幅333.7×奥行き276.3×高さ29.9mm、重量は約2.86kg。

OSはWindows XP Home Edition SP1で、『Microsoft Office XP Personal』がプレインストールされる。プレインストールまたは付属のソフトには、東芝オリジナルの『ConfigFree V2.0』のほか、DV編集ソフト『MotionDV STUDIO』や静止画編集ソフト『デジカメWalker(Ulead iPhotoExpress 4.0J)』、『駅すぱあと』、『The 翻訳インターネット V7.0 LE』、『Norton AntiVirus 2003』などが用意されている。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は20万円前後。出荷予定日は7月11日。

『dynabook SS 2110 DS10L/2』

『dynabook SS 2110 DS10L/2』は、CPUに超低電圧版Pentium M-1GHz、チップセットにIntel 855GM(グラフィックスアクセラレーター機能内蔵)を採用した、企業向けのB5ファイルサイズノート。製品ラインナップは、USB 2.0×2とIrDA1.1準拠の赤外線通信ポート、『Intel PRO/Wireless 2100』を搭載した、“インテルCentrinoモバイル・テクノロジ”対応モデルと、無線LAN非搭載でTypeIIのCFカードスロットとUSB 2.0×3を搭載するモデルの2系統で、それぞれにHDD 40GBモデルと20GBモデルがあり、さらにプレインストールOSがWindows XP Professional SP1のモデルとWindows 2000 Professional(SP3)のモデルとが用意された全8製品となっている。

上記以外のスペックは全モデル共通で、メモリーはPC2100対応のDDR SDRAMで256MB、TypeIIのPCカードスロット×1とSDメモリーカードスロット×1を装備。HDDはUltra ATA/100接続。12.1インチ低温ポリシリコンTFTの液晶ディスプレーを搭載し、表示解像度は1024×768ドット、表示色数は1677万色。V.90対応の56kbpsモデムと10/100BASE-TXのLANを装備する。バッテリーはリチウムポリマーで、バッテリー駆動時間は約2.8時間、オプションの“中容量バッテリパック”を使用した場合は約5.9時間、“大容量バッテリパック”の場合は約8.5時間(いずれもJIETA測定法1.0による)。本体サイズはいずれも、幅286×奥行き229×高さ19.8mm(最薄部14.9mm)、重量は約1.09kg。

プレインストールソフトには『ConfigFree V2.0』や『Norton AntiVirus 2003』のほか、重要ファイル/フォルダーを暗号化して情報の漏洩を防ぐ『WinSafe Lite』が用意される。また、パソコンの廃棄時などにHDD上のデータを消去する“データ消去機能”を製品付属のリカバリーCD内に収録している。出荷予定日は7月18日で、価格は28万円前後から。

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