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米Engineous、Javaベースの分散システム基盤ソフトを発表

2003年06月24日 20時49分更新

文● 編集部

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米Engineous Softwareは、Javaベースの製造業向け分散システム基盤ソフトウェア『FIPER Version 1.0』を発表した。

『FIPER Version 1.0』は、米連邦標準技術局を中心に、米General Electricsなどの企業や研究機関が参加して開発されたソフトウェア。異なるシステムやアプリケーション、データ形式、プロセスを連携させて分散処理することを目指した製品だ。『FIPER Version 1.0』のシステムはJ2EE準拠の管理サーバ“ACS(Application Control System)”を中心に、計算クライアント、操作クライアントなどから構成される。“ACS”は各アプリケーションの管理やインターフェイス提供、アプリケーションの実行、ファイル転送、プロセス管理、通信、ハードウェアリソースの管理機能などを持つ。ユーザーは専用クライアント“Design Gateway”から、各アプリケーションの連携や実行を指示することになる。処理は分散ネットワーク上にあるマシンに、専用クライアントソフト“FIPERステーション”をインストールして行なう。

“ACS”の動作には、Javaアプリケーションサーバとデータベース、Javaメッセージングサーバが必要となる。対応OSはUNIX、Windows、Linuxとなる。国内での販売はエンジニアス・ジャパン(株)および同社パートナー経由が行ない、価格は10クライアント構成で年間ライセンス(トレーニング、1年間のサポートを含む)で850万円からとなる。販売は7月1日より開始され、10月上旬より出荷される予定。

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