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エンジニアス・ジャパン、Javaベースの製造業向け基盤ソフト『FIPER Version1.0』の販売を開始

2003年06月23日 22時02分更新

文● 編集部

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エンジニアス・ジャパン(株)は23日、製造業に向けたJavaベースの基盤ソフトウェア『FIPER(ファイパー) Version1.0』を発表した。7月1日に販売を開始する。価格は年間ライセンスで850万円から(10クライアント構成の場合。トレーニング、1年間のサポートを含む)。“FIPERプロジェクト”のコンソーシアムメンバー、パートナーへの出荷は7月から、一般ユーザーへの出荷は10月上旬に開始する予定。

同製品は、部門間、企業間によって異なるシステムやアプリケーション、データ形式の違い、特有のプロセスなどを統合し、一元管理するJavaベースの基盤ソフト。Javaをベースとするオープンアーキテクチャーを採用したため、開発キット“Component Generator”により、各ソフトウェアベンダー、ユーザー独自の製品や技術を『FIPER』に対応させることができる。J2EEに準拠した管理用サーバーソフト『ACS(Application Control System)』、プロセスの組み立て、実行指示などを行なう『FIPERクライアント』、ネットワークに接続された実行マシンを設定するための『FIPERステーション』、プログラムやアプリケーションの実行、ウェブサービスなどを行なう『標準コンポーネント』からなる。

FIPERイメージ図
FIPERイメージ図

ユーザーは、専用ブラウザーで『FIPER』環境にログインすれば、『ACS』が管理するネットワーク上の各種リソースを利用できる。プロセスの設計は、各クライアントの“Design Gateway”のGUIにより、各コンポーネントのアイコンを組み立てることによって行なう。同社の設計最適化支援ソフトウェア『iSIGHT』をコンポーネントとして利用することにより、最適設計をプロセス全体で利用でき、性能・品質・安全性・機能性の大幅な改善が可能になるという。

『ACS』の稼動環境は、アプリケーションサーバーがBorland、WebSphere、Weblogic、JBOSS、DBMSがOracle、DB2 UDB、My SQL、JavaメッセージングサーバーがSonic MQ、MQ Series、JBOSS MQ、OSがUNIX(AIX、HP-UX、Solaris)、Windows 2000/XP Professionalとなっている。

同ソフトは、大学、ベンダー、ユーザーが参画するアメリカの国家プロジェクトとして開発されたものであり、米エンジニアス社が製品化に関するすべての権利を保有しており、今回、世界同時発売したという。

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