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デルコンピュータ、大日本印刷のフォトマスク製造管理システムをLinuxで構築

2003年06月23日 21時17分更新

文● 編集部

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デルコンピュータ(株)(以下、デル)は、大日本印刷(株)(以下、DNP)のフォトマスク(半導体の製造に利用する、ガラス基盤上にパターンを施した焼き付け原版)製造管理システムに、Linuxベースのサーバ『Power Edge』とストレージ『Dell | EMC』が採用されたと発表した。

今回構築されたDNPのフォトマスク製造管理システムは“Phoenix”と名付けられており、京都工場に納入されている。システムは、データベースサーバに『MIRACLE LINUX』とOracle9iを搭載した『Power Edge 6600』、WebサーバにはRed Hat Linuxを搭載した『Power Edge 1650』、NASストレージに『Dell | EMC IP4700』を使用した。

新たに構築されたフォトマスク製造管理システムシステムの構成図
新たに構築されたフォトマスク製造管理システムシステムの構成図

システム導入にあたっては、システム導入に必要な作業をすべてデルが代行し、ソフトウェアにデルのパートナーであるミラクル・リナックス(株)および日本オラクル(株)の製品を使用することで、テストやチューニングの工数を削減できた結果、納品からシステム稼働までの構築期間を従来の半分となる約3カ月に短縮し、コストも約半分に押さえることができたという。

DNPは今後、“Phoenix”システムを京都工場以外の拠点にも導入し、システム統合やメンテナンスの一本化でシステム管理効率を向上させるとしている。

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