日本アイ・ビー・エム(株)は19日、リレーショナルデータベース管理ソフトウェア(RDBMS)の最新版である『IBM DM2 ユニバーサル・データベース(UDB) V8.1.2』を同日付けで発売すると発表した。製品ラインアップは、“Personal Edition”、“Workgroup Server Edition”、“Workgroup Server Unlimited Edition”、“Enterprise Server Edition”の4種類。同社のサイトからダウンロード販売を行なう。
『IBM DM2 UDB V8.1.2』の“ヘルス・センター機能”画面 | 『IBM DM2 UDB V8.1.2』の“構成アドバイザー”画面 |
『IBM DM2 UDB V8.1.2』は、米インテル社の64bitプロセッサー“Itanium2”に対応したデータベース管理ソフト。64bit版のLinuxとWindowsに対応したほか、データベースの機能を保つための“ヘルス・センター機能”の拡張などの自己管理機能や、アプリケーション開発機能などの強化が行なわれた。また、外部のウェブサービスを呼び出して、その結果をテーブルデータとして返す“Webサービス・コンシューマー機能”を標準で備えている。特に、Microsoft Visual Studio .NET用のアドインや、ウェブサーバーとの連携のための“DB2 .NET Data Provider”の提供などによって、アプリケーション開発の生産性向上を図ったという。対応プラットフォームは、AIX、HP-UX、Windows 98/Me/NT/2000/XP/2003 Server、Solaris、Linux(Kernel 2.4.18/19)。
価格は、Personal Editionが6万6000円、Workgroup Server Editionが1サーバーにつき13万8100円、1ユーザーにつき3万5500円、Workgroup Server Unlimited Editionが106万9000円、Enterprise Server Editionが377万7000円。いずれも、IBMのソフトウェア製品をライセンス購入するプログラム“パスポート・アドバンテージ・エクスプレス(PAX)”を利用した場合のライセンス価格で、1年間のバージョンアップ、保守料金を含む。“AMD Opteron”プロセッサー用に最適化された64bit対応のLinux版『DB2 UDB』については、現在ベータプログラムが進行中という。