“i875P(ICH5R)”搭載の「9CJS ZENITH」 | どちらも付属品が多いためにパッケージは大きい |
Chaintechから、“i875P(ICH5R)”搭載の「9CJS ZENITH」と“i865PE(ICH5)”搭載の「9PJL APOGEE」とマザーボード2製品が発売された。どちらのチップセットも同社ではこれが初となる製品だが、注目すべきはその付属品の多さだ。
同社独自のCMR(Caintech Multimedia Riser)というスロットも1つ備えている | 高さが若干高くなっている | |
サウンド機能にVIA製7.1チャンネル対応のものを | Realtekチップによる10/100BaseとCSAによるギガビットというDual LAN仕様 |
まず“i875P(ICH5R)”搭載の「9CJS ZENITH」だが、基板で目を引くのは金色のヒートシンクだ。同チップを搭載した他社製に装備されているものよりも、高さが若干高くなっている。拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4のほか、同社独自のCMR(Caintech Multimedia Riser)というスロットも1つ備えている。これには付属のIEEE1394×2やSPDIF、サウンドなどがひとつになった拡張カードを挿すようだ。またオンボードインターフェイスも特徴的で、IEEE1394のほかサウンド機能にVIA製7.1チャンネル対応のものを、イーサネット機能にはRealtek製チップによる10/100BaseとCSAによるギガビットというDual LAN仕様となっている。同社らしくあちらこちらに金色を使用しているが、ブラケット部も金色となっている。
注目の付属品にはケーブル類のほか、先ほど触れたCaintech Multimedia Riserカード、リモコン、光出力ケーブル、CBOX3(カードリーダライタなどを装備した5インチベイ用ユニット)とそれの交換用ベゼルが2枚(黒、白)とかなり豊富だ。価格はスーパーコムサテライトで2万8950円となっている。
あちらこちらに金色を使用しているが、ブラケット部も金色となっている | Caintech Multimedia Riserカード | |
カードリーダライタなどを装備した5インチベイ用ユニットCBOX3 | 繋げると1本になるネジ回し |
“i865PE(ICH5)”搭載の「9PJL APOGEE」 | IEEE1394とサウンド、ゲームポートがひとつになった金色のブラケット |
もうひとつの“i865PE(ICH5)”搭載の「9PJL APOGEE」はマザーとしては標準的な仕様といえるだろう。拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4でオンボードインターフェイスはIEEE1394、サウンド、10/100Baseイーサネット機能となる。なお特徴的な付属品としてCBOX2のほか、IEEE1394とサウンド、ゲームポートがひとつになった金色のブラケットなどがつく。価格はスーパーコムサテライトで1万7500円となっている。
どちらも付属品が多いために、購入者も“買った”という実感わく満足度の高い製品といえるだろう。
【関連記事】