トランス・コスモス(株)とネットレイティングス(株)は18日、インターネット上の検索エンジンに入力される検索キーワードを収集し、傾向を分析することで消費者のトレンドを見つけ出す“Trend Discovery(トレンドディスカバリー)”サービスを同日付けで開始したと発表した。
“Trend Discovery”は、メーカー、放送、旅行、流通、飲食、エンターテインメントなど、消費者に向けて製品やコンテンツ、サービスを提供する企業を対象にしたサービス。検索キーワードの集計には、ネットレイティングスが3万人を超えるパネルユーザーから収集したデータを利用する。その集計データに対して、トランス・コスモスが4月からサービスを開始した戦略的テキストマイニングサービス“Text Valuator(テキスト バリュエーター)”のテキストデータ分析スキームを応用して、キーワードのトレンド影響力やキーワード同士の関連性、時系列によるデータ推移などを分析する。分析レポートの作成は、マーケティングやマイニングに精通したアナリスト、コンサルタントが行なうため、より精度の高いトレンド把握が可能になるとしている。
映画会社における“Trend Discovery”の活用例 |
“Trend Discovery”のサービスメニューは以下の5つ。抽出されたトレンド情報を毎週提供する“ウィークリートレンド速報”。検索キーワード分析によって、消費者全体の消費者トレンドを俯瞰的に把握する“トレンド俯瞰パッケージ”。性別や年齢層など特定のターゲットユーザーに絞った消費者トレンドを把握する“ターゲットユーザーパッケージ”。地名やサービス、業種など特定のジャンルに絞り、消費者トレンドを把握する“ターゲットジャンルパッケージ”。企業名や商品名など、希望のキーワードに対する顧客属性や時系列でのトレンドを分析する“特定キーワード観測パッケージ”。
料金は、“ウィークリートレンド速報”が月額10万円、“トレンド俯瞰パッケージ”が月額50万円、“ターゲットユーザーパッケージ”が1セグメント月額50万円、“ターゲットジャンルパッケージ”が1ジャンル月額50万円、“特定キーワード観測パッケージ”が月額50万円(5キーワードまで)。両社のチャンネルを通じて販売する。