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日本HP、『IPコンタクトセンター構築サービス』の提供を開始

2003年06月16日 18時18分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は16日、IPテレフォニーの導入からコールセンター構築・統合までを行なうサービス“IPコンタクトセンター構築サービス”を開始すると発表した。価格は個別見積りとなる。

同サービスは、シスコシステムズ(株)のエンタープライズ向けIP電話管理ソフト『Cisco IPCC Enterprise Edition』を使用して、IPCC(IP Contact Center)を構築するもの。同社が提供するサービスと製品は、コンタクトセンター業務とITのコンサルティング、CRMを始めとするプリケーションの分析/設計/構築および既存システムとの統合、コンタクトセンターに必要な各種製品、サーバー(UNIX、IAサーバー)、ネットワーク製品(シスコ製品、AVVID周辺機器、hp procurve製品)、環境構築や保守サポートの6種類。

IPCCは、設置場所が必要なPBX(構内交換機)を必要とせず、IPネットワークを利用することにより、ネットワーク上で分散配置できるシステム。IPネットワークへの音声の統合により、LANとインターネット間のVoIP(Voice over IP)通信が可能となる。

『Cisco IPCC Enterprise Edition』は、複数拠点に分散したIPCCを連携し、全世界規模(数千クライアント)での管理や運用を行なうためのエンタープライズ向けシステム。24時間の運用が必要な航空会社や保険会社などが導入しているという。中小規模向けの『Cisco IPCC Express Edition』も用意する。

hp directplusコールセンター構成イメージ
hp directplusコールセンター構成イメージ

同社は5月、オンラインストア“HP Directplus”コールセンターにおいて、同ソフトを使用してIPコンタクトセンターを構築している。同社によると、50席以上の中規模コールセンターや、複数の個所にオペレーションを分散しているマルチサイトコールセンターで特に高い費用対効果が期待できるという。

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