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日本IBM、基幹システムの再利用・再構築サービス“レガシー・トランスフォーメーション・サービス”を開始

2003年06月13日 17時39分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は13日、企業の基幹システムとして用いられてきたレガシー・アプリケーションを、ウェブ環境のオープン・システムへ効率よく再構築するサービス“レガシー・トランスフォーメーション・サービス”を16日から提供すると発表した。

概要図
レガシー・トランスフォーメーションサービスの概要

同サービスは、COBOL言語で記述されたレガシーアプリケーションを、これまで同社が蓄積してきたプロセス、ツールなどを利用して、Javaなどを利用したオープン系のアプリケーションへ再構築するもの。現行システムの分析や標準化などを行なう“クレンジング・サービス”と、現行システムの再利用によってITアーキテクチャーの新システムを効率よく再構築する“再利用による再構築サービス”からなり、同サービスの導入によって、ビジネス環境の変化への迅速な対応、ウェブ技術を利用したデータの共有化、効率的な保守運用が可能となるとしている。

同社の挙げる例によると、30万ステップ程度のCOBOLプログラムをJavaに再構築するケースでは、従来の全てを手作業で移行する方法では数億円程度かかるが、同サービスを利用した場合は、10%程度の期間短縮と20%程度のコスト削減が見込まれるとしている。同サービスの価格は個別見積もりとなる。

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