(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモおよびNTTドコモグループ8社は13日、FOMAサービスエリアを拡大すると発表した。NTTドコモでは14日より43町村においてサービスを開始し、6月末までに218市町村に対して実施、これにより関東甲信越での人口カバー率が約98%、全国での人口カバー率が約93%となるという。
また同時に、現在のFOMAサービス提供エリアにおいても、ビル内および地下等を含むFOMA基地局を関東甲信越では約2500局に、全国では約7000局に増設するという。また、屋内基地局(IMCS)によりビル内および地下等の屋内エリアは全国で約200個所となる。
さらに、FOMA向け国際ローミングサービス“WORLD WING(ワールドウィング)”についても、16日よりサービス対象国を拡大、新たに中国、カナダ、ベトナム、ブラジル、パキスタンで提供を開始し、合計58の国および地域(日本人渡航先カバー率92%)で利用可能となる。
NTTドコモは、今後FOMAにおけるエリア拡大において、2003年度末には全国での人口カバー率を約99%とし、既存エリアについても屋内基地局を1600個所とする予定という。
