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独SuSE Linux、企業向けデスクトップLinuxを発表

2003年06月11日 21時55分更新

文● 編集部

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独SuSE Linuxは、企業向けデスクトップLinuxディストリビューション『SuSE Linux Desktop』を16日に発売する。

『SuSE Linux Desktop』『SuSE Linux Desktop』

『SuSE Linux Desktop』は、デスクトップPCやノートPCを対象とし、最長5年間のサポートを受けられるディストリビューション。『UnitedLinux』ベースの『SuSE Linux Enterprise Server 8』と共通のコードベースに基づいている。

オフィススィートには、米Sun Microsystemsの『StarOffice 6.0』とOpenOffice.org 1.0.2が収録されるほか、米Codeweaversの『CrossOver Office 2.0』も収録されており、Microsoft Office 97/2000/XPをLinux上でそのまま利用することも可能。また、企業向けにインストールや管理を支援するツールとして、インストーラ“AutoYaST”や、オンラインアップデートサービス“SuSE YaST Online Update(SuSE YOU)”、リモート管理機能“KDE Desktop Sharing”などが収録される。

そのほか、KMail、Evolution、Mozillaといったメールクライアントや、PDAとのデータ交換ツール、デスクトップのセキュリティツール“Kiosk”、SAPクライアントやWindows 2000ターミナルクライアントなど、業務用アプリケーションのクライアントソフトも収録される。

現在のところ、動作が確認されているハードウェアは、『IBM ThinkPad A31/T40』、『IBM NetVista』など。インストールメディアと、5台までのワークステーションに対する12カ月のサポートサービスの価格は544ユーロ(約7万6000円)。

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