日本オラクル(株)は11日、RDBMS『Oracle9i Database Enterprise Edition Release 2』用のオプション製品となるオンライン分析ソフト『Oracle9i OLAP R9.2.0』の出荷を23日に開始すると発表した。
分析イメージ |
『Oracle9i OLAP R9.2.0』は、リレーショナルデータベース上で複雑な多次元演算を可能にするOLAP(On-line Analytical Processing)エンジンを搭載し、データベースを多次元的に解析し視覚化するためのシステム。『Oracle9i Database』のプロセスに結合されているため、従来別々に構築する必要があった多次元OLAP(M-OLAP)とリレーショナルOLAP(R-OLAP)を共通のデータベースとして構築できるのが特徴。企業の基幹業務、意思決定、研究開発、マーケティング、営業などさまざまな領域に導入することができるという。
Oracle9i OLAPのアーキテクチャー |
価格は1CPUあたり250万円、または1指名ユーザーあたり5万円。利用するにはOracle9i Databaseと同数のライセンスの購入が必要となる。対応OSはSolaris、HP-UX、Linuxで、8月よりWindows、AIXにも対応する予定。