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サイボウズ、電子メールを使った顧客管理ソフト『メールワイズ』を発表

2003年06月10日 22時11分更新

文● 編集部 栗山博行

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サイボウズ(株)は10日、2004年1月期第1四半期決算説明会において、電子メールを使って顧客対応を行なう企業向けの顧客管理システム『メールワイズ』を年内に発売すると発表した。

サイボウズ最高経営責任者 高須賀 宜氏
サイボウズ最高経営責任者 高須賀 宜氏

メールワイズは、電子メールを使って顧客対応をしている企業、メールの情報をマーケティングに活用したいと考える企業向けのメールサーバー機能を持ったCRMシステム。CTI(※1)システムなどと同様に、顧客のメールアドレスを元に顧客管理を行なうことが可能で、顧客がどういった用件で問い合わせを行ない、いつまでに対応すべきかといったサポートの対応履歴を、グループ全体で共有できるのが特徴となっている。また、メールの内容を可視化する“グラフ集計機能”も搭載するという。

※1 CTI(Computer Telephony Integration):電話とコンピューターを接続して、情報通信の効率、機能を高める技術。電話番号をデータベースに結びつけ、電話が掛かってきた段階で顧客の氏名や購入履歴などをオペレーターに通知し、サポート業務を円滑に進めるシステムなどが実用化されている。

『メールワイズ』
『メールワイズ』

決算説明会に出席したサイボウズ最高経営責任者 高須賀 宜氏は「メールワイズは当初、ダウンロード直販を行なっている当社のサポート用に開発したシステムだったが、大量のメールを効率よく処理し、サポートの質とスピードを向上させるというニーズがあると判断し、製品化することにした」という。メールワイズの当期売り上げ高はインターネット直販により5700万円を見込み、ライセンス体系や対応システムなどは未定とした。

製品ロードマップ
サイボウズの製品ロードマップ

米国子会社を含めた1四半期の連結売上高は対前年比3.2%増の6億3600万円、営業利益は29.9%減の1億4400万円、経常利益は27.1%減の1億4600万円で、四半期純利益は33.8%減の7400万円となった。

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