韓国政府がルートCA
セキュアソフトのワイアレスPKIソリューション
(株)セキュアソフトは、すでに韓国国内でサービスを開始している携帯電話向けワイアレスPKIサービス“SecureMobile”システムなどを展示していた。
“SecureMobile”対応の携帯電話と通信用ドングル。ドングルはIrDAで通信するもので、韓国SK Telecomが商店やレストランなどに無料で配布しているそうだ |
“SecureMobile”は、WAPによる公開鍵暗号サービスで、CPUやメモリに制限のある携帯電話やPDAをターゲットにした証明書検証や暗号化方式を採用している。韓国国内では昨年11月よりサービスを開始しており、韓国行政自治部の住民票発行キオスク端末での個人認証や、オンライントレードサービス、店頭での決裁などに使用されているという。韓国では、ルートCAを政府機関が用意しており、7月にはオンラインサービスを利用するすべての携帯電話利用者に証明書の取得が求められるようになるそうだ。証明書の維持手数料は年額1万ウォン(約1000円)程度。現在は無料で証明書を発行しているという。
行政自治部のキオスク端末画面。住民票の発行や各種行政手続きを行なえる。地下鉄の駅などにも設置されているそうだ。しかし、稼働時間は今のところ、行政機関の勤務時間中だけだという |
現在のところ、対応しているキャリアは韓国SK Telecomで、LG電子やSAMSUNG、Motorolaなどから対応端末がリリースされているという。日本でも同様のサービス展開を目指しているそうだ。
同社ブースではほかにも、LinuxベースのIDSシステム“SecureSoft T-Series”などを展示していた。
SecureSoft T-30 | SecureSoft T-400 | SecureSoft T-1000 |