日本電気(株)と米Permeo Technologies(パーミオ・テクノロジーズ)社は2日、社外から社内システムにセキュアーなアクセスを行なえるようにするアプライアンス(専用機)を共同で開発し、“SAFEBORDER(セーフボーダー)”シリーズとして同日付けで販売を開始すると発表した。7月1日に最初の製品となる『SAFEBORDER AP100』の出荷を開始する。価格は680万円から。
『SAFEBORDER AP100』 |
“SAFEBORDER”は、Permeo Technologiesの次世代セキュアーコネクティビティーソリューション“Permeo Application Security Platform”を搭載し、ユーザーが利用するアプリケーションの通信経路やアクセス制御などを動的に管理する“ダイナミック・ポート・ネジメント(DPM)技術”を採用したのが特徴。同技術により、通信時に利用するポートの動的管理が行なえ、通信終了時にポートを閉じるといった処理が可能。セキュリティー機能は、社内システム利用時のユーザー認証、SSL(Secure Sockets Layer)によるデータの暗号化、ユーザーとアプリケーションのアクセス制御、ユーザ/ログ管理などに対応する。
利用イメージ |
NECでは、企業やASP/ISP事業者を中心に販売し、3年間で1200台の販売を見込んでいる。両社は今後、“SAFEBORDER”を強化し、パソコンなどにクライアントソフトを組み込まずに、ブラウザーだけで外出先から社内システムにアクセスできるようにする製品を第3四半期に製品化する予定としている。